▼第1試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R
〇小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/同級1位)
KO 2R 2分57秒 ※3ノックダウン
×祥子JSK(治政館/同級5位)
小林は強烈なパンチを武器に持つ21歳。フルコンタクト空手出身で、正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。昨年10月に宮崎小雪にプロ初黒星を付けられるも、今年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では宮崎小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、戦績を4勝(1KO)2敗1分とした。今回が半年ぶりの試合となる。
祥子はアマチュアで試合を重ね、2012年6月にプロデビュー。出産から約6年間のブランクを経て、2019年1月にリングに復帰した。現在は2人の子どもを育てながら選手として活動するとともに、所属ジムとフィットネススタジオを代表として切り盛り。平岡琴、ぱんちゃん璃奈、Ayaka、伊藤紗弥といった強豪たちと拳を交え、タイトルマッチ経験も多い。前戦は今年10月に復帰した久遠(=渡辺久江)と対戦して勝利を収めている。
1R、祥子は左ミドルを軸に蹴り、小林は左右ボディから顔面ワンツーへつなぐ。祥子のジャブ、右ストレートを被弾する場面も多い小林だが、連打をまとめる。
2R、祥子は小林が出てくるところに前蹴りを合わせ、小林がパンチの距離に入ると組んでヒザ蹴りと巧みな動き。しかし、小林の右ボディが強烈に入ると戦局が変わり、小林がボディからの右フックでダウンを奪う。
立ち上がると打ち合おうとする祥子だが、再び右フックをもらってダウン。最後も小林が右フックで仕留めた。
2022年のRISEのオープニングをKOで飾った小林は「一発目ということでKO出来てめっちゃ嬉しく思います;女子はKOが少ないと言われますが自分は倒すスタイルなので名雨を覚えて欲しいです」とアピールし、「ベルトを懸けて対戦させて欲しいと思います」と、王者・宮崎小雪に宣戦布告した。