▼工藤政英引退セレモニー
12月11日の記者会見で引退を発表したRISEフェザー級王者・工藤政英(新宿レフティージム)の引退セレモニーが行われた。
工藤は2018年6月に森本“狂犬”義久と王座決定戦を行い、延長戦までもつれ込む大激戦の末に王座を獲得。その後は3連敗を喫したが、2019年5月に那須川天心とも対戦したタリック・トッツにKO勝ちすると、タリソン・ゴメス・フェレイラにも判定勝ち。ONEでムエタイの強豪パンパヤック・ジットムアンノンに判定負けするも、高橋亮との引き分けを挟んでその後は3連勝。2021年7月28日の竹内将生との初防衛戦で、先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ちで初防衛に成功していた。
引退の理由は鼻炎骨湾曲症で、鼻の骨が粉々に砕けて鼻呼吸が出来ない状態で戦っていたことを告白。その再建手術をするともうコンタクトスポーツは出来ないとのことで引退を決意した。
セレモニーでは同門の秀樹、最後の試合を戦った竹内将生、2度の激闘を繰り広げた森本“狂犬”義久、伊藤隆RISE代表、そして師匠である浜川憲一会長から花束や記念のパネルが贈られた。
工藤は「現役を引退しまして今年から農家で働いておりましてドローンを使ってお米を作る新しい仕事をしています。収穫時期になったらお米をぜひご購入いただけたら嬉しいです。あと僕は不器用で運動神経ないんですけれど、皆さんの応援とサポートがあって王者になることができたと思っています。長い間応援とサポートしていただきまして本当にありがとうございました。以上です」と挨拶。10カウントゴングを聞き、リングに別れを告げた。