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レポート

【修斗】小野島恒太が環太平洋王座獲得で手塚基伸、中村倫也を指名! 中村は野尻定由に25秒勝利、宇佐美正パトリックが菅原和政をKO、久遠が6年ぶり勝利!

2022/01/16 18:01

▼第9試合 ライト級 5分3R
×菅原和政(マスタージャパン福岡)
[1R 4分54秒 KO]

〇宇佐美正パトリック(EXFIGHT /LDH martial arts)

“獰猛な拳”宇佐美正パトリックが参戦。中村倫也と同じく「格闘DREAMERS」で活躍した空手出身、“ボクシング高校6冠”の宇佐美は、2021年9月の修斗でのプロデビュー戦で、得意の左ボディ一発で新人王のヨシ・イノウエを粉砕。

 11月のVTJでの第2戦では伝統派空手をベースにするBRAVEの野村駿太と対戦し、デビュー戦とは打って変わって打ち合い上等の乱打戦を選択。2Rに左フックでダウンを奪う判定勝ちで2連勝を飾っている。

 そんなパトリックに用意された相手は、こちらも福岡から参戦となる“Hungriest”菅原和政だ。

 菅原の2021年は、3月に宮路智之に2R TKO勝ち後、10月のHEAT「ライト級挑戦者決定戦」で岡野裕城戦に判定負け。11月の「VTJ」では史上最年少世界王者・西川大和と対戦している。

 大会直前に西川の対戦相手の外国人選手が新型コロナウイルスの検査で陽性と診断され、来日不可能となったところ真っ先に手を挙げたのが菅原だった。

 試合では、下になった西川の顔面にパウンドを的確に当て、右目を負傷させたものの、逆転のリアネイキドチョークで一本負け。スクランブル参戦ながら爪痕を残している。今回の宇佐美戦のオファーにも即答で快諾したという。

 2010年のプロデビューからMMA6勝8敗1分けのマスタージャパン福岡の菅原は、ベテランの引き出しの豊富さで期待の新鋭にMMAの厳しさを伝えるか。それとも宇佐美が菅原の得意の組みも断ち切り、3連勝なるか。王者・西川との試合も比較される大一番だ。

▼修斗世界ライト級[-155ポンド(-70.3kg)]
C(C)西川 大和(日本/西川道場)A
1(1)大尊 伸光(日本/野田ボディビル同好会)A
2(2)マックス・ザ・ボディ(カメルーン/BRAVE)A
3(3)川名 雄生(日本/Y&K MMA ACADEMY)A
4(4)キャプテン☆アフリカ(日本/総合格闘技道場コブラ会)A
5(5)田中 有(日本/リライアブル)A
6(6)長田 拓也(日本/BLOWS)B
7(7)福本 よう一(日本/頂柔術・NATURAL9)A
8(8)松本 光史(日本/MASTER JAPAN)A
9(9)AB(日本/和術慧舟會駿河道場)A
10(10)ホニス・トーヘス(ブラジル/ノヴァウニオン)A

 デビュー間もない中村と宇佐美には厳しく過酷な格上の対戦相手が用意されたが、師匠の高谷裕之はデビュー4戦目で柔術世界王者のジョン・ホーキと対戦しており、弟子の2人も険しい道を進むことになる。

 1R、オーソドックス構えの宇佐美と、サウスポー構えの菅原。右の蹴りでバランスを崩して下になる宇佐美をがぶる菅原だが、すぐに立ち上がり首を浮く宇佐美。右から左の重いパンチを打ち込むが、ブロッキングする菅原は、左インローとミドルで迎撃。

 左の前蹴りを打つ宇佐美。右足を宇佐美の左足の外に置く菅原。宇佐美も左カーフを当て、菅原が近づくとヒザ! さらに右をシャープに強振する。左の前蹴りで入る宇佐美。菅原の右にカウンターの右フックをヒットさせると、右の4連打! 菅原がダウンし、レフェリーが間に入った。

 試合後、宇佐美は、「VTJで試合をしたとき納得できる勝ち方できず、年明けすぐにこういう試合が出来て、ほんとうに良かったです。応援、よろしくお願いします!」と語った。

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