▼第1試合 バンタム級 5分3R
〇上久保周哉(日本)64.90kg, 1.0014
[3R 4分36秒 リアネイキドチョーク]
×トロイ・ウォーゼン(米国)65.80kg, 1.0207
リードカード第1試合に、ONE5戦無敗の上久保周哉が登場。4月に対戦予定だったトロイ・ウォーゼンと対戦する。4月の前戦では試合前日に急遽、ミチェル・チャマール(米国/グアテマラ)との対戦に変更。1Rから上久保がテイクダウンを奪い、コントロール。柔術黒帯のチャマールのバギーチョークに固められたものの、2Rにもボディロックからテイクダウン、バックを奪い、見事リアネイキドチョークを極めている。
上久保は当初対戦予定だったウォーセンについて「レスリングだけじゃないのはもちろん、柔術に限らず組技をしっかりやっている。ユサップ戦もウォーセンが勝っててもおかしくなく、テイクダウンされてしっかり両脇取られて抑え込まれているのに、パンチ一発も被弾せずに立ち上がるなど素晴らしい技術を持っている。自分の立ち位置と実力を知る上で基準となるとても強い選手」と高く評価している。
7勝2敗のウォーセンは、2021年4月に元UFCのジョン・リネカーに1R カウンターの右で敗れたものの打ち合いにも強さを見せている。上久保が1位のリネカーやランカーとの距離を測る上でも重要な一戦となる。
1R、走って中央に詰めた上久保はシングルレッグから片足を両足で挟むと、ウォーゼンはキムラクラッチで崩す。右足は離さない上久保は、左足の踵も掴み尻を着かせる。
金網背に上体を立ててスイッチからバック狙いのウォーゼン。サイドバックからパウンドも、右足、さらに左足も束ねた上久保が背中を見せて立とうとしたところにバックテイク。両足をかけるが、落としたウォーゼン。
しかし上久保も左足の踵を左手で掴んでおり、ウォーゼンの右足を両足で挟む。シングルレッグを引き出して、その際でマウント、立ち上がるウォーゼンの背中に乗って、スタンドで4の字ロックの上久保! ウォーゼンは背後にスラムし、ゴング。
2R、またも中央を取る上久保。ウォーゼンの蹴り足を掴むが、ウォーゼンは足を抜く。左フックを掻い潜り、ダブルレッグは上久保。ウォーゼンはがぶりで両足をスプロール。スタンドバックに着くと、ハイクロッチからテイクダウン、バックへ。
ここで左足首を掴んでいる上久保はウォーゼンに両足をかけさせず、足を引き込み、ウォーゼンの尻を着かせると、バック狙い。右手を股間に差し込みスイッチを狙うウォーゼン。立ち際にバックテイクを狙うが、正対するウォーゼン。またもスタンドバックにつくが、ここも足首を掴んでいる上久保はフックさせず、上久保が正対し左を振って金網に詰めてダブルレッグテイクダウンを奪ったところでゴング。
Shuya Kamikubo 🇯🇵 opens ONE: HEAVY HITTERS with a LAST-MINUTE submission of Troy Worthen! 🥋 @siegfried715 #WeAreONE #ONEChampionship#ONEHeavyHitters | How To Watch: https://t.co/B1Er5HwBAp pic.twitter.com/gNL28m6P2r
— ONE Championship (@ONEChampionship) January 14, 2022
3R、左右から左を突き上げ左で差して崩してバック狙い。足を手繰るウォーゼンの腕を手繰り腕十字へ。ヒジを抜いたウォーゼンはバックへ! 4の字を組むと、スタンドバックに背負った上久保はいったん金網背に座って、4の字ロックの足を上げて外して腰をズラして正対!
押し込むウォーゼンに腕取りから前へ! ギロチンチョークのウォーゼンから首を抜き、上を取った上久保! ヒザを突きながらバック、リアネイキドチョーク狙いで引き込み、左腕を顎下に巻き、右手でゲイブルグリップ(インディアングリップ)で組んで引き寄せ、フェイスロック気味にチョークを極めた!