MMA
レポート

【ONE】ジンナンが三浦彩佳の投げを完封、6度目防衛。仙三がKO勝ち、“永久寝技地獄”上久保周哉はONE6連勝! ハビブの練習パートナーのイザガクマエフが一本勝ちで「キル・アオキ」と対戦要求

2022/01/14 20:01

▼第7試合 ムエタイ キャッチウェイト66.45kg 3分3R
×セーマペッチ・フェアテックス(タイ)65.65kg, 1.0087
[1R KO]
○タワンチャイ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)66.45kg, 1.0214


 セーマペッチは7チャンネルTVマッチを主戦場とし、2017年頃からは海外選手との戦いが主流となる。ONEには2018年7月から参戦。2019年11月にONE Super Seriesムエタイ世界バンタム級タイトルにも挑戦したが王者ノンオーに4RでKO負け。

 2020年のバンタム級(※65.8kg)ムエタイトーナメント準決勝でロートレックを判定2-0で降したが、怪我により決勝戦を欠場。代わってロートレックが敗者復活で決勝へ進出し、クラップダムを判定3-0で破って優勝した。そのクラップダムとは2021年4月に対戦し、初回KOに破っている。前戦は2021年11月にリッテワダにヒジ打ちによるTKOで敗れた。

 タワンチャイは地方で試合経験を積んだ後、14歳でルンピニースタジアムに上がった。2018年にはクラップダムを3度破り、同年のルンピニースタジアム・オブ・ザ・イヤーとタイ国スポーツ局ファイター・オブ・ザ・イヤーなど4つの年間MVPを受賞。

 シントンノーイ、ヌンラーンレック、センマニー、モンコンチャイ、フェラーリらにも勝利を収め、2021年5月にONE初参戦。ショーン・クランシーをハイキックでKOに葬った。長身を利したフィームー(テクニシャン)で、近代ムエタイでも1、2を争う実力者&人気選手。2021年8月に本来バンタム級のタワンチャイがフェザー級に階級を上げ、シッティチャイとの夢の対決に臨んだが判定2-1の僅差で敗れた。

 1R、両者サウスポーから強い左ローを蹴り合う。タワンチャイはタイミングのいい前蹴りでセーマペッチを何度も突き放す。ワンツーからの左ミドルを蹴るタワンチャイに、すぐさまセーマペッチも右を返す。タワンチャイの前蹴りでセーマペッチは大きく吹っ飛ばされる。

 左ハイから距離を詰めての右フックからの左フックでダウンを奪うタワンチャイ。さらに速いパンチを連打して、右でセーマペッチのバランスを崩すと左ストレートを打ち抜いて2度目のダウンを奪う。セーマペッチは立ち上がるも足が大きくフラつき、レフェリーがストップ。

 普段は兄弟のように仲がいいという両者。TKO勝ちが宣せられると、タワンチャイはすぐに年上のセーマペッチに駆け寄り、ダメージを気遣った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント