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【ONE】ジンナンが三浦彩佳の投げを完封、6度目防衛。仙三がKO勝ち、“永久寝技地獄”上久保周哉はONE6連勝! ハビブの練習パートナーのイザガクマエフが一本勝ちで「キル・アオキ」と対戦要求

2022/01/14 20:01

▼第5試合 ストロー級 ムエタイ 3分3R
○スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)56.65kg, 1.0120
[判定2-1]
×エカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)56.70kg, 1.0132


 スーパーガールは同じくONEで活躍しているワンダーガール・フェアテックスの妹。2020年2月の『RISE GIRLS POWER 2』に初来日しており、キム・スヨン(韓国)に強烈なワンツーで判定勝ちを収めた。同年9月にONEに初参戦するとアルゼンチンのミラグロス・ロペスに初回KO勝ち。試合はそれ以来となるようだ。

 エカテリーナは女子大生時代にモデルも務め、“世界一美しいキックボクサー”として話題となったベラルーシの女子キックボクサー。16歳でムエタイを始めると、17歳で国内ムエタイ王者となり、2009年にはWMF世界王座を獲得。

 2010年にはアマチュアムエタイのIFMA世界王座、そして2011年にはヨアナ・イェンジェイチックを破り、WKNの世界王座も獲得した。ONEには2019年10月に初参戦したが、ジャネット・トッドにKO負け。2021年4月にもジャッキー・ブンタンに判定で敗れている。戦績は58勝(16KO)9敗1分。

 1R開始から前に出て攻めるのはスーパーガール。至近距離で打ち合うとスーパーガールの右ストレート、左フックがヒットする。

 スーパーガールの左にエカテリーナはヒジを合わせようとするが、スーパーガールは退かずに前へ出る。ケージを背にする場面が多いのはエカテリーナ。顔面、ボディへ右を放つスーパーガールは振りが大きくなる。

 2Rも右を顔面とボディに放ちながら前へ出るスーパーガールに前蹴り、左ミドルで対抗するエカテリーナ。飛び込んできたスーパーガールのにヒジを合わせたエカテリーナが左右フックの猛ラッシュを仕掛ける。

 棒立ちとなってフックを浴び続けるスーパーガール。さらに右フック、右ヒジで畳みかけるエカテリーナ。しかしスーパーガールは倒れない。両者とも息があがった状態となり、見合う時間が長くなる。その間にも強い右を打つスーパーガールにエカテリーナも前蹴りとジャブで応戦。

 3R、スーパーガールは顔面前蹴りでエカテリーナをのけ反らせ、蹴りを出しながら右でボディを狙う。エカテリーナも右と右ヒジで迎え撃ち、前へ出るスーパーガールを前蹴りで突き放す。

 前に出る気持ちの強さを見せるスーパーガール。エカテリーナもペースをとられないように貰いっぱなしにはならない。

 意地を見せつけた両者の勝敗は判定に持ち込まれ、2-1で前に出続けたスーパーガールの勝利となった。スーパーガールは笑顔を輝かせ、エカテリーナは“信じられない”という顔で両手を広げた。

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