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【ONE】ジンナンが三浦彩佳の投げを完封、6度目防衛。仙三がKO勝ち、“永久寝技地獄”上久保周哉はONE6連勝! ハビブの練習パートナーのイザガクマエフが一本勝ちで「キル・アオキ」と対戦要求

2022/01/14 20:01

▼第4試合 ストロー級 5分3R
〇池田仙三(日本)56.35kg, 1.0191
[3R 2分00秒 KO] ※左ボディ
×エリピツア・シレガー(インドネシア)56.30kg, 1.0031
※ジェレミー・ミアド(フィリピン)は欠場

 メインカードに出場する仙三は、2020年12月以来の試合。MMA12勝6敗1分で、前戦ではリト・アディワン戦の右ヒジ負傷からの再起戦で中国のリャン・フイを相手に激闘の末、判定勝ちも、1Rに右拳を骨折。今回も怪我から1年1カ月ぶりの復帰戦で2連勝を狙う。

 仙三は、当初フィリピンのジェレミー・ミアドと対戦予定だったが、ミアドが新型コロナウイルスの影響で欠場に。第1試合でロビン・カタランと対戦予定だったMMA4勝1敗のエリピツア・シレガー(インドネシア)と今回、対戦することになった。

 ONEストロー級には、王者ジョシュア・パシオに次いで1位に澤田龍人とレネ・カタランを破ったボカン・マスンヤネ、2位に9月にパシオに敗れた猿田洋祐、3位に11月にリト・アディワンを肩固めで極めたジャレッド・ブルックス、4位にアディワンとアレックス・シウバにスプリット判定勝ちしている箕輪ひろば、5位にシウバがつけている。仙三は2連勝でランキング入りへと近づけるか。


 1R、左右スイッチしながらにじり寄る仙三。低い構えで出どころが分かりにくい左ジャブから入る。シレガーも左のかけ蹴り。しかし仙三は右のカーフキック! 


 シレガーのダブルレッグをがぶりを切り、金網に詰めて離れる仙三は、左右から左ボディをヒット! そこに右で差して組むシレガー。突き放す仙三。


 仙三が右を振ったところにシングルレッグで組んで四つから仙三の右足を掴んで払い投げたシレガー。仙三が向き合って立とうとするとヒザを突く。


 立ち上がる仙三。右ストレートにまたもシレガーはダブルレッグから持ち上げテイクダウン。シングルレッグで立ち上がる仙三は、つかつかと近づき、左右を振る。


 2R、歩いて前に出る仙三。しかしそこにシレガーも右ストレート! スウェイする仙三は詰めて連打するが、またもそこにカウンターのテイクダウンはシレガー。すぐに立つ仙三は詰めて右を強振するが、スリップで手をマットに着く。


 立ち上がる仙三は肩で息をするシレガーを詰めて打撃も、足が揃ったところでシレガーはダブルレッグテイクダウン。サイドからヒザを突くと、仙三が半身になったところでリアネイキドチョークへ! 組まれたヒジを押し上げる仙三は脱出! なおも前に出ると左アッパーは金的に。


 再開。シレガーのダブルレッグ、シングルレッグを凌ぐ仙三はいったん崩されるが、頭をマットに着いて耐えると、詰めて左ヒザを当てるもゴング。


 3R、詰める仙三。右のクロスを合わせる仙三。シレガーのシングルレッグを差し上げ切る仙三は前へ! 左ボディを当てるとシレガーは後退。しかしシングルレッグへ。頭を押さえる仙三に、ダブルレッグで尻まで着かせるが、足を抜いた仙三は左ボディ! 後退したシレガーになおも右アッパー、左レバー打ちを決めると、シレガーは左手を前に出してストップの仕草。仙三がなおも左を突いたところでレフェリーが間に入り、仙三を突き飛ばして離した。


 試合後、仙三は、「強かったですね。危なかったです。いつもと同じでとにかく必死で戦いました。ボディは狙ってました。得意なんで。まぐれかもしれないけど、最後はツイてました」と苦笑。


「ラッキーじゃない」とミッチ・チルソンから声をかけられ、インタビューを締められると、「最後、ちょっといいですか?」と言った仙三は、サークルケージの中央で「かめはめ波」を叫んだ。

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