柔術
レポート

【KIT】ホブソン・タンノが山中健也に競り勝つ。イゴール・タナベが秒殺一本勝ち「必ずムンジアルを獲る!」、世羅智茂が細川顕にGS勝ち

2022/01/09 14:01

▼第16試合 黒帯ヘビー級 1R8分 延長4分
○イゴール・タナベ(IGLOO)
[2分18秒 腕十字]

×添田航平(ボヘミアンズ)93.0kg

 セミは、ヘビー級でイゴール・タナベ(IGLOO)と添田航平(ボヘミアンズ)が対戦。KIT3から延期されていたカードが実現する。

 イゴールとリダ・ハイサムの戦いで幕を開けたKITにとって、イゴールの試合は特別なもの。その後、イゴールは2021年10月の「HEAT49」でMMAデビュー。清水洸志を57秒、三角絞めに極めると、続けて11月には英国のノーポイント&サブオンリー大会「Polaris18」にも出場。

 道衣90kg契約・10分一本勝負で、ノルウェーのトミー・ランガカーを、残り55秒でボウアンドアローチョークで極めてタップを奪っている。国内外で活躍するイゴールの真骨頂が発揮されるであろう道衣マッチに注目だ。

 対する添田は大阪大学柔道部出身=七帝柔道から柔術に進み、2020年のJBJJFミディアムヘビー級王者となっている。得意の柔道の立ち技とトップゲームで、イゴールを抑え込むことが出来るか。

 早々に圧力をかけるイゴール。何度も奥襟を掴んで前に出るが切る添田。襟を掴むも添田から場外に出る。ならばと右手を襟を掴むように押し込み、左手はヒザ裏を掴むニータップの形でテイクダウン。

 すぐさま添田のバックを奪うと、いったんは場外も、中央で再開。自身のラペラを引き出しバックマウント。4の字ロック。

 高専柔道出身の添田は、亀で首を守るが、イゴールはバックマウントから右脇をすくいながら頭をマットについて添田を仰向けにして腕十字。最後はクラッチを切ってタップを奪った。

 一本賞を手にイゴールは、「減量がキツかったけど、やった甲斐がありました。奥さんの支えがあって出来ました。抑えられたらヤバいと思ったので、初めから上を取ろうと思ってました。日本の皆さんに約束しているムンジアル、必ず取るので期待していてください」と、世界柔術選手権、ムンジアル制覇を宣言した。

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