▼第14試合 黒帯フェザー級 1R8分 延長4分
○マテウス・オンダ(バルボーザ柔術)
[延長判定3-0]
×塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
青帯までを日本で過ごし、大学進学のためブラジルに帰国し、マルコ・バルボーザのもとで柔術を続け、紫帯でブラジル王者、茶帯でヨーロピアン王者となって黒帯に昇格したマテウスが日本に一時帰国。青帯時代に「黒帯で活躍していた憧れの選手」という塚田市太郎と対戦する。
40を過ぎてなおアダルトカテゴリーで活躍中の塚田は、KITに連続参戦中で、本戦サブオンリー&オーバータイムのゴールデンスコアのルールを熟知しており、いかに戦うか。
先に引き込んだ塚田。場外で中央再開。今度はオンダが引き込み。両袖を掴み左でラッソーガードへ。さらにラペラを引き出し前転狙い、右足を腰に寄せてスイープ!
ノーポイントで下になる塚田は激しいパス狙いのオンダに足を効かせる。場外、中央で再開。シングルレッグに入る塚田を受け止め、ラペラを引き出すオンダ。下から左足を手繰りヒザ十字へ! そのまま立ち上がり上を取ると、右足を掴む塚田は足を戻してスクランブルで立ち上がり。
ラッソーガードから立ち上がるオンダに塚田も立ち上がると、再びオンダが引き込み。上の塚田も激しいアタック。パスを狙うが、インバーテッドで足を効かして正対するとラペラを引き出す。ラッソーを作らせない塚田のパス狙いに立つオンダ。力の入る展開。
襟持ち引き込みのオンダ。袖を掴み内回りで外側から足をかけようとうるが脇が固い塚田。ラペラで右足に巻きインバーテッドで巻き込みを狙うも塚田も対応。
延長戦。右袖を掴み引き込むオンダはついに左足を脇に差し入れる。しかし右袖を切る塚田。右手のラペラを放さないオンダ。左手で御出を掴み打ち回りで、ラペラを持ち帰ると右足に巻くが、塚田も足を後方に飛ばしてスイープさせず。左足を手繰り立とうとするオンダ。させない塚田のパンツを掴み、スイープもホイッスル。
レフェリー判定は3-0でオンダが勝利。延長でポイント先取させなかった塚田もガッツポーズを見せた。
オンダ「ありがとうツカダさん。めちゃ強い(日本語で)。ほんとうにタフなファイトだった。ナイス、パス、ナイスベース。フィニッシュしたかったけど、強いディフェンスだった。次も頑張るよ」