▼第1試合 SB日本女子アトム級王座決定戦 エキスパートクラスルール 46.0kg契約 3分5R延長無制限R
〇MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位)
判定3-0 ※50-46×3
×田渕涼香(拳聖塾/RISE QUEENフライ級1位)
※MISAKIが初代王座に就く。
MISAKIは2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月にJ-GIRLSミニフライ級王座に就き、同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位と活躍。2019年7月に負傷から長期欠場へ。再起戦となった2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。今年に入ってからはガムシャラな猪突猛進スタイルではなく、的確性を重視したファイトスタイルにチェンジして3連勝を飾っている。戦績は17勝(2KO)7敗1分。
対する田渕はSB初参戦。2度SB参戦している兄の田渕神太と同じく、幼少の頃からフルコンタクト空手を始め、様々な大会で優勝を重ねてきた。現在はRISEを主戦場にし、2020年12月にはプロ4戦目でRISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三からダウンを奪うアップセットを起こし一躍名を馳せた。その後、RISE QUEENフライ級タイトルマッチでの小林との再戦では敗れはしたが、過去の実績を考慮し、今回SBタイトルマッチに抜擢されることとなった。7月のRISEで花田麻衣に勝利も、10月のホーストカップではミネルヴァ・スーパーフライ級王者の聖愛に判定で敗れている。
1R、お互いに打撃を出して慎重な出だしの中、MISAKIが大腰を見舞ってシュートポイントを奪う。
2R、巻き返しを狙う田渕はパンチ、蹴りを散らして出るも、MISAKIも応戦し投げも狙う。3Rには、打ち合いの中でMISAKIが右うトレートをヒットさせてダウンを奪った。
一気に優位に立ったMISAKIは4Rから深追いせず、田渕もなかなか攻略の糸口が見つからず攻めあぐねる展開に。レフェリーからは何度も攻めるようにとアクションの指示が入った。
5R、打ち合いの中でMISAKIがフロントチョーク狙い。離れるとMISAKIが右ボディをめり込ませると、ダメージを見せる田渕に一気に攻撃を仕掛ける。最後まで打ちあった両者だが、判定決着でMISAKIが判定勝ち。
3度目の正直で悲願のSBベルトを獲得したMISAKIは大泣きすると、セコンドに肩車されて勝利の余韻に浸っていた。