シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が2021年を締めくくる圧倒KO、笠原弘希が豪快バックドロップでリベンジ、笠原友希は2階級制覇

2021/12/26 22:12

▼第4試合 SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ エキスパートクラスルール 55.0kg契約 3分5R延長無制限R
〇植山征紀(龍生塾ファントム道場/王者)
KO 3R 0分54秒 ※左フック
×竹野元稀(風吹ジム/同級1位/挑戦者)
※植山が初防衛に成功。


 SB日本スーパーバンタム級では、王者・植山が同級1位・竹野を挑戦者に迎えて初防衛戦に臨む。両者は2017年6月に対戦しており、この時は植山が判定勝ち。リベンジに燃える竹野は王座挑戦権を懸けたリーグ戦で2019年10月に内藤凌太に勝利し次期挑戦権を獲得した。


 その後、大阪、名古屋でタイトル戦が組まれたものの、コロナの影響で延期になっており、今回ようやく実現する。RIZIN、RISEといった他団体のリングでも強打でダウンを量産し好調を維持する植山か、それとも現在5連勝中の竹野か。激闘必至の再戦を制し、ベルトを巻くのはどちらか。


 試合前のレフェリーチェックで額と額を押し付けて睨み合って試合開始。1R、竹野は一気に距離を詰めるとボディから顔面へのパンチコンビネーションをフル回転。どんどん手数を出す竹野に植山は左ミドルとヒザ蹴りで応戦。竹野は組み付くと投げも狙うが、植山は逆に後ろへ引き倒した。ガンガン前へ出て攻める竹野だが、植山の右フックをもらってダウン。


 すぐに立ち上がって攻めていく竹野に再び植山が右フックを見舞って2度目のダウンを追加する。オープンスコアは10-6×3で植山。


 2Rも一気に前へ出て連打を繰り出す竹野に植山の左右フックが連続ヒット。それでも竹野は怯まず前へ出て打ち返す。至近距離での打ち合いで植山は飛びヒザ蹴りを繰り出し、左ボディ&左フックをしっかり当てていく。植山の左右フックを被弾しながらも下がらず手数を出す竹野。10-10×2、10-9は植山。


 3Rも自分から前へ出て手数を出す竹野。植山が頭を下げるとフロントチョークを狙うが植山は投げで返す。そして竹野が向かってきたところへ植山が右アッパーで頭を上げさせての左フックから右フック。竹野がバッタリと倒れ、植山のKO勝ちとなった。植山が自慢の剛腕を爆発させ、初防衛に成功した。

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