シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が2021年を締めくくる圧倒KO、笠原弘希が豪快バックドロップでリベンジ、笠原友希は2階級制覇

2021/12/26 22:12

▼第2試合 SB日本バンタム級王座決定戦 エキスパートクラスルール 52.5kg契約 3分5R延長無制限R
×伏見和之(RIKI GYM/同級2位)
KO 4R 2分59秒 ※左フック
〇佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/同級3位)
※佐藤が新王座に就く。


 川上叶も階級変更によりSB日本バンタム級のベルトを返上したため、王座決定戦で同級2位・伏見vs同級3位・佐藤が対戦。。両者は昨年2月に対戦し、接戦の末に伏見が判定勝利を収めている。返り討ちを狙う伏見に対し、佐藤がリベンジに成功しベルト奪取するのか。


 1R、ローの蹴り合いから伏見が佐藤の前蹴りをキャッチして引き寄せると同時に右フック。佐藤は前へ出てワンツー・左フックと横蹴りで伏見にロープを背負わせる。ジャブを当てていく佐藤だが、伏見の右ローをもらって警戒したかやや距離を取る。オープンスコアは10-10×3。


 2R、伏見の右ローに前蹴りを多用する佐藤。伏見を前蹴りで下がらせてからワンツーを入れる。伏見の左ボディからの右フックで一瞬グラついたように見えた佐藤だが、変わらず前蹴りで突き飛ばしてからのワンツー。終盤には右ストレートで伏見のバランスを大きく崩した。OPスコアは10-10×2、10-9で佐藤。


 3R、横蹴りと前蹴りの中間のような蹴り、左ミドルでボディを攻める佐藤に伏見は右ローを狙い撃ち。佐藤はローを蹴られながらも前へ出てワンツーを繰り出す。伏見の右ローに左足を上げ始める佐藤。パンチでボディを狙い始める佐藤に伏見は左フック。左ボディ、右フックを決める伏見に佐藤は右ボディストレート。ジャッジは3名とも佐藤を支持した。


 4R、伏見が前へ出て佐藤にロープを背負わせ右フック。佐藤はジャブを突きながらのワンツー、前蹴り、左ミドル。伏見も左ヒザを突き刺す。このラウンドは前に出る伏見が右ロー、左右フックで攻めていき、左フックを当てた直後に佐藤の横蹴りが掛け蹴り気味に頭部にヒット。


 大きくグラついてロープを背負う伏見に佐藤がラッシュを仕掛け、伏見も打ち合うが佐藤のヒットが続きレフェリーはスタンディングダウンを宣告。再開後も佐藤のラッシュに必死に打ち合った伏見だったが、左フックを3度クリーンヒットされ、最後も左フックでダウン。佐藤の豪快KO勝ちとなった。


 立ち上がった伏見は四方へ深々とお辞儀。場内からは健闘を称える拍手が沸き起こった。

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