▼セミファイナル(第8試合)Krushスーパー・ライト級 3分3R
○原田優介(K-1ジム大宮チームレオン)
判定3-0 ※30-28×2、30-29
×川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
原田は6歳から始めた日本拳法出身で、その実績が素晴らしい。元明治大学体育会拳法部の主将で四段。2013~2016年全日本学生拳法選手権大会で4連覇、2016年最優秀選手賞を受賞。さらに2016年全国大学選抜選手権大会優勝、最優秀選手賞受賞、文部科学大臣杯を受賞。ジャパンオープンでは2016年優勝、防衛大臣杯を受賞、2017・2018年ジャパンオープン社会人の部2連覇と、数々の優勝歴を誇る。
大学2年生時には、現在K-1スーパー・ウェルター級で活躍する和島大海(月心会チーム侍)とも対戦して勝利を収めた。大学卒業後は就職し、3年のブランクを経て格闘技を始め、この1年間でK-1アマチュアのBクラス予選トーナメント、Bクラス全日本トーナメント、Aクラス予選トーナメント、Aクラス全日本トーナメントと全て優勝。8月のKrush-EXでプロデビューし、水上陽生からダウンを奪って1勝をあげた。
川越は第26回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70kg優勝、ABEMAの『格闘代理戦争』に出演して注目され、2020年4月にプロデビューするも現在まで3敗1分と白星なし。初勝利を収めたいところだ。
1R、ローの蹴り合いから始まり、しつこく左ローを蹴る川越にサウスポーの原田は左三日月蹴り。時折、原田が強打でアタックを仕掛けて顔面からボディへのコンビネーションを決めるが、川越も左ボディ、右ストレートを打ち返す。
2R、ガードを固めて前に出る川越に原田は左ボディ、左三日月を狙い撃ち。しかし、顔面への右ストレートと左フックは川越のガードに阻まれる。川越も右ストレートを打ち返し、左ローを蹴る。
3R、何度も左ボディをめり込ませる原田だが、川越は耐えて左右フックを打ち返してくる。原田の顔面へのパンチは川越の固いブロックでなかなかヒットを奪えず、接近戦で両者が押し合い、パンチを交わす。