▼第1試合 ONEフェザー級(※70.3kg)5分3R
◎河名マスト(ロータス世田谷)
[3R 3分54秒 リアネイキドチョーク]
×新関猛起(ALLIANCE)
河名マスト(真寿斗)は、レスリンググレコローマンで、2017年U-23世界選手権59kg級金メダル、2015年世界ジュニア60kg級銅メダルのトップレスラー。修斗でプロデビューし勝利した中村倫也と同期で、専修大学時代に全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権も制している。東京五輪レースでは、文田健一郎、太田忍に次いで3番手につけていた。
2021年7月のFighting NEXUSでプロMMAデビューし、ジェイク・ウィルキンスを組みで上回るも、延長戦の激闘の末、左ハイを受けてカットし、ドクターストップ。TKO負けとなっている。
対する新関猛起は、堀江圭功とのガチスパーが話題となったALLIANCEのヤングガンズ。河名と同日のFighting NEXUSで、アマチュアの「NEXUS SPROUT 02」に出場。ライト級でT-BLOODの目怒頑丈にスプリット判定で勝利している。アマチュアパンクラス、アマ修斗でも経験を積んでおり、大物ルーキー相手にプロデビュー戦でも物怖じしないファイトを見せそうだ。
1R、ともにオーソドックス構え。いきなり詰める河名はボディロックテイクダウンも金網使いすぐに立つ新関。しかし河名はまたもボディロックテイクダウン。マウント&パウンド! 足を戻す新関の蹴り上げをパスし上四方からパウンド。亀になり立つ新関をコントロールして投げる河名はリアネイキドチョーク狙い。外す新関になおもマウントからパウンド。背中を見せると再び4の字ロックからチョークを狙うが、後ろ手を外す新関が立ち上がり背中に乗る河名を落とし上になりスタンド、詰めたところでブザー。
2R、詰めて右、ヒザを打つ新関にカウンターのダブルレッグテイクダウンは河名。新関の立ち上がりにギロチンチョークを金網に押し込んで極めに行くが、金網を蹴って外す新関のバックで4の字ロック。外して立ち上がる新関をバックコントロール。立ち上がり正対して右ローを打つ新関だが、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンは河名! 上四方からバックマウントになり新関を伸ばしてパウンドも新関は正対。そこにマウント&パウンドもブザー。
3R、すぐに詰めてスタンドバックから崩して上四方。片足からませハーフにする新関に左で差してパス、マウント&パウンド連打! ここもそのスペースに背中を向けて立ち上がる新関。スタンドで何とか正対する新関にダブルレッグテイクダウンは河名! サイドからヒザを突き、マウントからリアネイキドチョーク狙い。いったん後ろ手を剥がした新関だが、4の字ロックの河名が残り1分6秒でチョークでタップを奪った。