▼第4試合 ONEバンタム級(※65.8kg)5分3R
○小野島恒太(Combat Workout Diamonds)
[判定3-0]
×山本聖悟(フリー)
“ケージレスリングの鬼”小野島は、2017年11月に3年ぶりの復帰戦に勝利以降、2019年11月の手塚基伸戦での判定負け以外は、星を落としていない。よしずみに判定勝利し、石井逸人、野尻定由にドロー、2021年5月の前戦では一條 貴洋に判定3-0で勝利している。2009年のプロデビューからMMA14勝5敗3分け。
対する“LITTLE SEXYAMA”山本は、空手ベースのストライカー。2016年3月のDEEP名古屋大会でプロデビュー。GRACHAN、HEAT、PXCで経験を積み、韓国のROAD FCでは跳びヒザでダウンを奪い、2019年のKOアワードに選ばれた。2021年3月のRIZIN.27で村元友太郎と対戦し、飛びヒザにカウンターを合わせられKO負け。7月のDEEPでは現暫定王者の藤田大和にカーフキックを効かされ、右ハイキック&パウンドでTKO負け。MMA戦績4勝7敗1分けと黒星が先行している。
組みと打撃のコントラストがはっきりした両者の対戦。小野島相手に山本は伸るか反るかの打撃だけでは厳しくなる。長い打撃を活かしてしっかり組みを断ち切ることができるか。対して小野島はトータルファイトでキャリアの差を見せつけるか。
1R、ともにオーソドックス構え。詰める山本は左インロー。小野島はサウスポー構えに変えて、左右を振って詰めて右で差していくが、ヒザを突いて突き放す山本。サウスポー構えになる山本。小野島も右カーフキック! 左を振って当てるとダブルレッグテイクダウン! 金網使い立ち上がる山本だが、なおも小野島は右フックを当てると山本がダウン。そこに右を差す小野島だが、山本も金網使い立つ。
2R、サウスポー構えの山本。カーフを効かされたか。しかし小野島のフックをもらっている。右で差して持ち上げる小野島は小外がけを合わせてテイクダウン! サイドを奪うが、ブリッジから背中を見せて立つ山本は金網まで歩いて小野島を突き放しスタンドに。ワンツーで前に出る小野島は右で差して左で細かいダーティーボクシング。さらにボディロックから崩して山本の右足を挟んで引き出し、背中を着かせてパウンド。
3R、オーソドックス構えになる山本。圧力をかける小野島は右をダブルで振って詰めてまたもダブルレッグで尻餅を着かせる。立ち上がり際に小野島の頭を押さえて跳びヒザは山本! しかし詰める小野島はダブルレッグテイクダウン。ついに山本に背中を着かせる。金網まで這い上体を立てる山本だが、小野島もこつこつと細かいパウンド。山本は立てず、ブザー。