▼第2試合 ONEバンタム級(※65.8kg)5分3R
○須藤拓真(X-TREME EBINA)
[2R 1分05秒 ヒザ十字]
×南風原吉良斗(THEパラエストラ沖縄)
MMA3勝の須藤は、ヒールフックとニー・リーピングが解禁された2021年9月のJBJJF全日本ノーギ選手権アダルトエキスパートフェザー級で、最初の“ヒールフッカー”となり、同級を制した足関節王。MMAでも、Fighting NEXUSで3試合ともに足関節で一本勝ち。特に2021年7月の前戦でTRIBEの大越崇弘をアンクルホールドに極めた試合で存在感を示している。
対する南風原吉良斗(はえばらきらと)は、沖縄プロ修斗で2戦2勝、中学から松根良太率いるTheパラエストラ沖縄で修斗を始めたシューターで、2019年全日本アマチュア修斗フェザー級優勝。プロの2勝はいずれもパウンドによるTKO勝ちだが、ポジションを制して積極的に極めを狙いつつ打撃を混ぜるなど、MMAグラップリングに強い。須藤との試合では、足関節を潰すパウンダーとしてだけでなく、組みでもスイングしそうなマッチアップだ。
1R、ともにオーソドックス構え。ムエタイスタイルでワンツーで詰める須藤に南風原がカウンターのボディロックテイクダウン。下の須藤はフルガードから三角絞め狙い。拳を中に入れた南風原は上体を抜く。スタンドで須藤の跳びヒザを掴む南風原。須藤は引き込み気味に下に。下からパウンドも突き上げ、ラバーガードから左腕を引き込むが、抜く南風原。シッティングガードで詰めるが、スタンドに。なおも右でオーバーフックして抱きつき引き込む須藤は下から腕十字を狙いブザー。
2R、互いにワンツーが交錯。詰めたところを引き込む須藤は南風原の右手をオーバーフック。さらに右手で南風原の左足を手繰って引き寄せ潜り、サドルロックに組んで足を伸ばしてヒザ十字! タップを奪った。須藤は4戦全勝に。