キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】止まらない技と技の攻防で花岡竜が熱闘制し初代王者に、白幡裕星はTEPPEN GYMのサンチャイに敗北、REDバンタム級王座は響波がTKO勝ち

2021/09/25 20:09

▼第1試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント準決勝1 3分3R延長1R
○濱田 巧(team AKATSUKI)
KO 1R 2分06秒 ※右三日月蹴り
×心直(REON Fighting Sports Gym)
※濱田が決勝へ進出。


 濱田はREBELS軽量級のトップ戦線で活躍し、ひとつの引き分けを挟んで6戦負けなしと絶好調だったが、10月の『KNOCK OUT×REBELS』で国内トップクラスの実力者・大崎孔稀に惜敗して連勝がストップ。2019年12月にはREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者・老沼隆斗のタイトルに挑戦して善戦したが判定で敗れた。前戦では5月大会で酒井柚樹を相手に熱戦を展開して延長戦で勝利をもぎ取っている。戦績は11勝(5KO)7敗1分。26歳。


 心直は“プロフェッショナルシスト”健太を師匠に持ち、ジュニア時代はNJKFアマチュア大会で45kg級王者に。プロデビュー後、J-NETWORKではフライ級新人王となり、同級4位にランクイン。2020年9月の新日本キックで元日本フライ級王者・泰史から勝利を奪う番狂わせを起こした。12月のREBELSでも延長戦までもつれ込む接戦で老沼隆斗を苦しめ、2月のシュートボクシングでは伏見和之から勝利。戦績は5勝(1KO)6敗2分。20歳。


 1R、濱田は心直の前足にローとカーフキック、サウスポーの心直はいきなりの左ハイ。心直はその左ハイを多用する。再開後、濱田は右の三日月蹴り。もう一発刺すと心直は腹を抑えてダウン。


 何とか立ち上がった心直だが、濱田がもう一発右三日月を蹴り込むとその場にうずくまり、濱田が幸先のいい勝利で決勝進出を決めた。

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