キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】止まらない技と技の攻防で花岡竜が熱闘制し初代王者に、白幡裕星はTEPPEN GYMのサンチャイに敗北、REDバンタム級王座は響波がTKO勝ち

2021/09/25 20:09

▼第5試合 KNOCK OUT-RED 54kg契約 3分3R延長1R
×石川直樹(team Lit)
判定0-3 ※29-30、28-30×2
○ユット・ZERO(タイ)


 石川は元ジャパンキック・フライ級王者で、5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたジャパンキックのエースだったが、今回からフリーに。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。


 ユットはキックボクシングジムZEROのタイ人トレーナー。2019年2月の『BOM』に出場し、加藤有吾にKO負け、2020年10月の『BOM』では福田海斗にTKO負けを喫している。


 1R、両者とも慎重に相手の出方を見る。サウスポーのユットは左ミドル、からかうようなカカト落とし気味の蹴りを出し、石川が前に出ると組み付く。


 2R、石川の蹴りをキャッチしたユットは右フックで崩すと、ロープにもたれかかった石川に右ミドル。石川は左ローを蹴っていくが、ユットも左ローを蹴り返す。ユットがパンチでも蹴りでも先手を取る形に。疲れが見えてきたユットに石川は右フックを見舞うが、組まれてしまう。


 3R、オーソドックスになったユットは右ストレート、右ローを出しつつもフェイントを仕掛けて試合を流し始める。石川は前へ出て右ヒジを出すが、ユットも石川の蹴り足をキャッチして引き込むと左ヒジを見舞う。攻めあぐねる石川を右ミドルと組みではぐらかし続けるユット。判定3-0でユットが勝利した。

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