キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】止まらない技と技の攻防で花岡竜が熱闘制し初代王者に、白幡裕星はTEPPEN GYMのサンチャイに敗北、REDバンタム級王座は響波がTKO勝ち

2021/09/25 20:09

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R延長1R
○大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
KO 2R 0分21秒 ※左フック
×麻火佑太郎(PHOENIX/元TENKAICHI Gライト級王者)


 大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。他団体の王者クラスと試合経験を積み、2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONで紀州のマルちゃんを破り、INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、今年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗した。戦績は12勝(5KO)6敗3分。


 麻火は、元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2月のREBELSでは紀州のマルちゃんを初回KOに沈めたが、5月大会では古村匡平と接戦を演じるも判定2-0で敗れた。戦績は9勝(1KO)6敗。


 両者の対戦は今年2月にも組まれていたが、大谷の欠場で流れた経緯がある。


 1R、大谷は右ストレート&左フック、麻火は左ストレートでいきなり打ち合う。大谷は左へヘッドスリップしての右ストレートを多用するが麻火は顔色ひとつ変えない。麻火の左ミドルに表情が険しくなる大谷。麻火は大谷の右ストレートをまともにもらっても顔色ひとつ変えず前へ出て左ストレートを直撃させた。


 2Rすぐに麻火は右ストレート連打で襲い掛かるが、ロープを背にした大谷が右ストレートから左フックを打ち抜いた。前のめりにダウンする麻火。足がいうことをきかず、大谷の豪快KO勝ちとなった。


 大谷はマイクを持つと「前回負けて、今回こういういい勝ち方ができて凄く嬉しいです。会場にチャンピオンいるかどうか分からないけれど、俺はKNOCK OUTのベルト諦めてないからな。待ってろよ」と、バズーカ巧樹への再挑戦を誓った。

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