MMA
インタビュー

【RIZIN】佐々木憂流迦と対戦する“キラー”堀江圭功「KOで終わる!」“怖すぎるスパーリング”についても語る

2021/08/31 15:08
 2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.30』にて、フェザー級(66kg契約)で佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイト・チーム)と対戦する堀江圭功(ALLIANCE)が8月31日、公開練習を行った。  ともに、トライフォース赤坂で指導・出稽古をしている藤野恵実(FIGHT FARM)と2人同時で囲み取材に応じた堀江。藤野が「堀江選手の試合は、PANCRASEやUFCも見ていますが、やっぱり打撃のステップが凄いなと。1発で倒せる打撃を持っているなと感じます」と言う通り、堀江はシャープで重い音を響かせるミット打ちを披露した。  2021年3月大会で、ZST王者の関鉄矢(SONIC SQUAD)とフルラウンドの死闘を繰り広げ、KO勝利でRIZIN初陣を飾った堀江は、9月さいたまで、フェザー級に階級を上げてくる佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と対戦する。  開口一番、「前回の試合が3月で、そこから試合間隔が半年間空いたので、結構やれることも増えて、自分が滅茶苦茶強くなっていることを感じます。そこを全部ぶつけたいなと思います」と、自信を見せた。  元UFCの佐々木との対戦に、「実績のある選手なので、戦えることは嬉しいと思いました。試合では、いつも通り、自分の動きをして相手の動きをさせない。そこに徹底して戦いたいと思います」と、自身のペースで試合を運ぶつもりだ。  長い手足を活かしたグラップリングを武器とする佐々木との戦いについては、「打撃を打ちながら組みに来て、テイクダウンを取れれば取りに来る。その点で、自分はテイクダウンのデフェンスにかなり自信があるので、そういった相手のやりたいであろうことを封じたいと思います。相手は自分の後ろに回ってくると思います。そこもしっかり対応して、剥がして殴って、それの繰り返しです」と、明確なゲームプランを語った堀江。  スタンドから始まるMMAにおいて、「打撃に関して相手より上回っている自信がある?」と問われ、「メッチャありますね」と即答すると、「佐々木選手も根性あると思いますし、打撃でも来ると思いますけど、そこで長くは戦わせようとは思っていないですし、殴って、どこかで倒して、KOで終わると思います」とKO決着を予告した。  所属のALLIANCEのほかに、出稽古にも積極的で、トライフォース赤坂では朝倉兄弟と練習。ロータス世田谷、さらにTRIBE TOKYO MMAでも練習し、長身の青木真也とも練習、グラップリング対策も万全だ。 「TRIBEでは組み中心で、組みからの寝技のシチュエーションを決めて、自分が有利なポジション・不利なポジションからスタートするような練習をやっています。総合格闘技なので、ほかにもいろんな練習をやっていて、パンチだけの出稽古もやっています」という。  SNSでは、アマチュアパンクラスで活躍中のALLIANCEの後輩・新関孟起とのオープンフィンガーグローブで、シンガード(脛あて)無しの「怖すぎるスパーリング」動画が話題となっているが、堀江は、「特に、最近は滅茶苦茶、気合が入っているので、気が付いたらああいう感じで熱くなることはありますね。ガチスパーと決めてやっているわけではないんですけど、自分がもう相手のこととかは考えずに、自分との勝負だと思っているんで、練習のときでも、できるだけ追い込みたくて、気合を入れてやった結果、ああいう風になったりとかはしますね」と、追い込みのピークに向けて、ハードな練習になっていることを語った。 「根性がある後輩。一緒に高め合って活躍してくれると嬉しい。当たり前やけど9/19はマジで容赦せん」と気合とともに書き込んでいた堀江。ハードヒットのスパー動画は、物議を醸したが、PANCRASEに参戦中のALLIANCEの野田遼介は、「後輩をいびってるわけではなく、本人の希望なんだけどな」とツイート。両者合意の上で、追い込みに向かっていることを記している。  一方で先輩の伊藤有起は、「でもモウキには当たり強いよ。キラーな一面も意外にある。モウキは飄々としてるけど(笑)」と、堀江のキラーぶりも紹介している。  ともに元UFCファイター同士の戦いだが、UFCで4勝5敗の戦績を持ち、現UFCのマネル・ケイプにも勝利している佐々木は、実績で堀江を上回る。その佐々木に勝つことの意味を、26歳の堀江は「夢に向かっての距離が少し近づく、ステップアップできる相手だなと思います」と語った。夢は、RIZINで活躍してのUFC復帰にある。  バンタムから階級アップの佐々木について、「憂流迦選手はもともとフライ級でも戦って、そこからバンタムに上げて、さらにフェザーというのは……ほんとうはバンタムに落とせるんじゃないかなって、勝手にそういうことも思ったりします。フェザー級で戦うことしうことは、フィジカルも上がりますし、そこに関しては甘くないぞ、という思いもあります」と、フェザーで戦い続けた矜持ものぞかせた。  指導する生徒に向け、「“こういう強い男になりたい”と思わせるような試合をするから見てください。まぁほんと俺、過去いち強いけんが、そこば見とって、ブッ飛ばすけん!」と故郷・長崎弁で語りかけた堀江は、最後に「9月19日の試合は、いままでで一番強い自分を見せるので、ぜひ試合を見てください」と力強く語った。  バンタム級GPが軸となる9.19さいたま大会で、フェザー級屈指の好カードとなる堀江圭功vs.佐々木憂流迦にも大注目だ。
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