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【Bellator】RIZINが堀口恭司のBellator定期参戦を発表「条件が整えば年一回は日本で試合」も。Bellatorの強豪ライバル達とは?

2021/09/10 10:09
【Bellator】RIZINが堀口恭司のBellator定期参戦を発表「条件が整えば年一回は日本で試合」も。Bellatorの強豪ライバル達とは?

(C)Bellator/RIZIN FF

 2021年9月10日(金)RIZIN FIGHTING FEDERATION(RIZIN FF)は、現RIZINバンタム級王者の堀口恭司(アメリカントップチーム)について、「Bellatorに定期参戦させる事で合意ができました」と発表した。同時に堀口恭司も「RIZINバンタム級王者としてBellatorに乗り込みたい」との声明を発表している。

 現在、RIZINでは堀口恭司への挑戦権を賭けたバンタム級トーナメントを開催中だが、RIZINによれば、「コロナの状況が落ち着き、条件が整えば年一回は日本で試合ができる様にもなります」と記している。

「堀口選手はRIZINを代表して、コンディションが整いやすい環境で、世界の強者と定期的に試合に臨むことができるようになります」とリリースに記された通り、今後、堀口はBellatorに定期参戦し、2020年11月28日付で返上したBellator世界バンタム級王座の奪還を目指す。

 現在、Bellatorバンタム級上位は、王者セルジオ・ペティスを筆頭に、1位に前王者フアン・アーチュレッタ 、2位にRIZINで元谷友貴に一本勝ちしたパトリック・ミックス、3位に8月にマゴメド・マゴメドフに判定勝ちしたラフェオン・スタッツ、4位に前UFC王者のピョートル・ヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフがランキング。フェザー級GPに出場していたダリオン・コールドウェルが10位。そのコールドウェルに5月にスプリット判定で勝利したレアンドロ・イーゴが5位につけている。

 怪我により王座を返上した堀口恭司は、ランキングから外れている状況だ。堀口は、2019年6月に米国ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された「Bellator 222」にて、当時の王者ダリオン・コールドウェルに挑戦し、5R判定3-0で王座奪取に成功、日本人初のBellator世界王者となっていた。以降、RIZINで朝倉海と1勝1敗で、2020年大晦日に朝倉を1R TKOでRIZIN同級王座奪還に成功していた。

 Bellatorでは、2021年にフェザー級100万ドルトーナメントを開催。スコット・コーカー代表は、バンタム級について「いい選手がたくさんいるからね。もしかしたら来年には(トーナメントを開催する)階級になるかもしれない」と語っていた。

 果たして、堀口恭司のBellator復帰戦は、いつになるか。そして、大晦日に優勝者が決まるRIZINバンタム級トーナメント覇者は、どんな形で王者・堀口との対戦機会を得ることができるか。さらなる発表に注目だ。

Bellatorバンタム級ランキング(※8月24日付)

王者 セルジオ・ペティス(米国)
C. Sergio Pettis (21-5)

1位 フアン・アーチュレッタ(米国)※前王者
1. Juan Archuleta (25-3)

2位 ラフェオン・スタッツ(米国)
2. Raufeon Stots (17-1)

3位 パトリック・ミックス(米国)
3. Patchy Mix (14-1)

4位 マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
4. Magomed Magomedov (18-2)

5位 レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
5. Leandro Higo (21-5)

6位 ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
6. James Gallagher (11-1)※2021年11月5日にパトリック・ミックスと対戦

7位 ジョシュ・ヒル(カナダ)
7. Josh Hill (20-4)

8位 ジョーネル・ルーゴ(米国)
8. Jornel Lugo (7-0)

9位 キャス・ベル(米国)
9. Cass Bell (5-2)

10位 ダリオン・コールドウェル(米国)
10. Darrion Caldwell (15-5)

Bellatorとの取り組みおよび堀口恭司選手に関して

「我々RIZINとBellatorは今までの協力体制を更に強化し、業界の益々の発展と改革のために共にチャレンジしていく事を発表します。

 これまでも既に行っている選手の貸し借り、王者対王者、対抗戦、 Bellator日本大会の共同開催に加え、この先更なる様々な斬新なチャレンジを共同で行っていきます。

 その第一歩として現・RIZINバンタム級王者である堀口恭司選手をBellatorに定期参戦させる事で合意ができました。これにより堀口選手はコロナ対策で帰国後の条件が厳しい日本だけではなく、日本国外で行われるBellatorの大会に万全のコンディションで臨む ことができます。また、コロナの状況が落ち着き、条件が整えば年一回は日本で試合ができる様にもなります。

 つまり、RIZINは王者である堀口選手に定期的に試合ができる環境を提供でき、堀口選手はRIZINを代表して、コンディションが整いやすい環境で、世界の強者と定期的に試合に臨むことができるようになります。そして、Bellatorはバンタム級に世界的な強豪をまた一人加えることができる事となります。

 この決定はファンの皆さん含めて関わる全ての人にとって最善の判断だと我々は考えます。

 RIZINの置かれた厳しい状況を理解し、この提案を快く受け入れてくれたBellatorのPresidentであるスコット・コーカー氏には心より感謝しています。彼のこのスポーツに対する愛と情熱、そして日本の格闘技業界に対する深い理解と我々との友情があるからこそ実現に至ったと思います。この先コーカー氏、そしてBellatorと共に新しい改革に全力を尽くしたいと思います。

 ファンの皆さんには引き続き、堀口恭司選手にご声援いただけますよう、お願い申し上げます。そしてRIZINとBellatorの新しいチャレンジにもご期待ください。

RIZIN FIGHTING FEDERATION CEO
榊原信行」

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