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【ONE】アトム級世界GP1回戦で平田樹が判定勝ち、ハム・ソヒとスタンプはスプリット判定制す、フォガットが番狂わせでメン・ボー降す! リザーブマッチで山口Mei敗れる、ジンナンがストロー級王座防衛

2021/09/03 20:09

▼女子アトム級ワールドGP(交替試合)5分3R
〇ジュリー・メザバルバ(ブラジル)MMA9勝2敗1分 51.55kg, 1.0027
[判定3-0] 
×山口芽生(日本)MMA21勝13敗1分 52.15kg, 1.0057

 日本からV.V Meiこと山口芽生が参戦。アトム級ワールドグランプリの「交替試合」としてジュリー・メザバルバ(ブラジル)と対戦する。このリザーブマッチの勝者は、GP1回戦の勝者が何らかの理由で次戦に出られない場合、代わりにGP準決勝に出場する。

 山口は2019年10月の日本大会でジェニー・ファン(台湾)に判定勝利し4連勝。王者アンジェラ・リーとの3度目の対戦での王座奪取を目指していたが、2020年2月にフィリピンのデニス・ザンボアンガに判定負け。当初は中国の強豪メン・ボーと対戦予定だった試合だが、欠場により6連勝中のザンボアンガと対戦していた。失意のGP落選後、自身のバックボーンである伝統派空手とボクシングの融合を試み、今回のリザーブマッチに臨む。

 対するブラジルのメザバルバはONEデビュー戦。MMA8勝2敗1分けで、アグレッシブな動きで近距離での打撃戦も見せる、好戦的なタイプだ。

 1R、コールに胸を叩いた山口。先に中央を取ったのは山口より7cm長身のメザバルバ。ともにオーソドックス構え。右ショートアッパーを当てるメザバルバ! さらに山口のガード上に右を突く。右にステップした山口。メザバルバは右アッパー。山口はヒザを触りに行くが切られる。山口の入り際に左フックを当てるメザバルバ。山口は詰めて右ストレートを返す。

 打ち下ろしの右はメザバルバ。左はダックしてかわす山口。左から右のメザバルバ。角度をつけてクリーンヒットをかわす山口は左右、右を当てて詰めるが、1R終了間際にメザバルバが左右で押し返してゴング。

 2R、左ジャブを突くメザバルバ。遠間からダブルレッグに入るが、メザバルバは差し上げる。右ストレートを返す山口だが単発。なおも左前足を取りに行くが、切るメザバルバはヒザも突く。

 ギアを変えた山口。右を振って前に出る山口。しかし圧力をかけ直したメザバルバ。山口も押し返すが、メザバルバの左を被弾する。右を差して金網まで押し込んだ山口。メザバルバは左でオーバーフックに巻き、右上腕を顔に押し当て剥がそうとする。山口は左腕での差し上げに変更。しかしメザバルバは体を入れ替えてヒザ! ゴング。

 3R、右を当てる山口。その打ち終わりに左を狙うメザバルバ。右で差して組んだ山口。ここも左で小手に巻くメザバルバ。山口は左手で顔面を狙うが、金網背からメザバルバは体を入れ替え、右ヒザ!離れても右ローを突くメザバルバ。山口は左右を連打で振って金網まで詰める。今度は左で差して押し込むが、メザバルバは右で小手に巻く。

 体を入れ替えて左ヒジを突くメザバルバ。離れ際にヒジも突くが、ここは山口もかわす。左右を振って前に出る山口だがゴング。判定は3-0でメザバルバがONE初陣で勝利。山口は2016年以来のONE連敗となった。

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