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【ONE】アトム級世界GP1回戦で平田樹が判定勝ち、ハム・ソヒとスタンプはスプリット判定制す、フォガットが番狂わせでメン・ボー降す! リザーブマッチで山口Mei敗れる、ジンナンがストロー級王座防衛

2021/09/03 20:09

▼ムエタイ ストロー級 3分3R
〇ジャッキー・ブンタン(米国)56.45kg, 1.0191
[判定3-0]
×ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)56.7kg, 1.0241

 ブンタンは米国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身で、20勝5敗という戦績を引っ提げてONEとの契約を獲得。ジュニア時代には国際アマチュアムエタイ連盟(IAMTF)フェザー級王者などのタイトルを獲得し、シニアではカリフォルニア州のムエタイ王者にも輝いた。また、『SHEfights』など、1日で優勝者を決める形式のワンナイト・イベントも何度も制覇している。

 アトム級キックボクシング世界王者のジャネット・トッドの練習パートナーで、2021年2月にはスタンプ・フェアテックスと同門のワンダーガールと対戦し、左フックでダウンを奪って勝利。4月のシンガポール大会でもエカテリーナ・バンダリーヴァに判定勝ちして連勝中。

 ロペスはアルゼンチンのムエタイファイターで、Muay Thai Super Champやハードコアムエタイ(オープンフィンガーグローブ着用試合)の常連選手で現在4連勝中。得意技はヒザ蹴り。2020年にスーパーガールと対戦したミラグロス・ロペスは双子の妹。

 1R、ブンタンの右ローからスタート。ロペスがジャブを出すとブンタンは左右ミドルを蹴る。ロペスの右縦ヒジをかわしながらブンタンが右フックからの左フック。ロペスの頭が大きく揺れる。しかし、ブンタンは距離を取る慎重ぶり。ロペスは再び前へ出ていくとブンタンはジャブ、右フックを繰り出す。

 2Rも前に出るのはロペスでブンタンのジャブに縦ヒジを合わせようとする。ブンタンはワンツー、ワンツー・スリーと攻撃をまとめては一度離れる。1Rとは違い、ブンタンはステップを使って右へ回り込む。そしてロー、ジャブ、前蹴りと削るような攻撃。ロペスは大きな右フックを放ち、左でも縦ヒジを合わせようとするがブンタンを捉えることができない。終了間際、ブンタンは顔面前蹴りを命中させた。

 3R、ブンタンは今度は左へ回り、パンチからミドル、ローへとつなぐ。右ローが的確に入る。右ミドルから右ストレートを放ち、左へ回り込みながらの左ヒジ。ロペスは左ミドルを蹴るが、すぐにブンタンが右ミドルを蹴り返す。ロペスの右ストレートを払いながら右ストレート、続けての左フックにロペスは大きく後退。左ミドルを蹴って接近したブンタンはバックスピンエルボーを放つ。

 顔を腫らせたロペスとは対照的に、奇麗な顔のブンタンは判定3-0で勝利し、手を上げられると笑顔を輝かせた。

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