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【ONE】アトム級世界GP1回戦で平田樹が判定勝ち、ハム・ソヒとスタンプはスプリット判定制す、フォガットが番狂わせでメン・ボー降す! リザーブマッチで山口Mei敗れる、ジンナンがストロー級王座防衛

2021/09/03 20:09

▼女子アトム級ワールドGP1回戦 5分3R
〇リトゥ・フォガット(インド)MMA6勝1敗 52.05kg, 1.0103
[判定3-0]
×メン・ボー(中国)MMA17勝6敗 52.2kg, 1.0053

 メン・ボー(中国)とリトゥ・フォガット(インド)が対戦。MMAデビュー戦で現UFC世界ストロー級王者のジャン・ウェイリーに勝利している中国のボーは、ONEでも強いフィジカルと右の強打を武器に3連勝中。

 対するフォガットはインド映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つレスラーで、4連勝中。インドの星は、優勝候補ハムの対抗馬ボーにアップセットを起こせるか。

 1R、一回り大きなメン・ボー。フォガットと対峙すると体格差が際立つ。ともにオーソドックス構え。左ジャブで圧力をかけるメン・ボー。フォガットは低いシングルレッグで片足をつかむが足を抜くメン・ボー。フォガットのバッティングで中断もすぐ再開。

 左インローを突くメン・ボー。さらに右で詰めるが左で差したフォガットが外足を取ってシングルレッグをかけるが股下で持ち上げられず。体を離し、右ストレートはメン・ボー。それを掻い潜ってシングルレッグはフォガットもヒザを着きテイクダウン出来ず。

 組みを切るメン・ボーは、右で飛び込み。さらに右に回ってワンツー。組んで来るフォガットを切って、左右! マウントから腕十字へ。しかし、ヒザの絞まらないうちにフォガットはシングルレッグで手繰り、テイクダウンを奪い返してゴング。

 2R、最初のダブルレッグは切られたフォガットだが、シングルレッグでテイクダウンを奪うフォガット。メン・ボーは背中を着いて腕十字も、捌いてレッグドラッグからサイドを奪ったフォガットはパウンド! 亀になるメン・ボーをボディクラッチからコントロールし、ヒザを突くフォガット!

 メン・ボーはハーフに戻すが、背中は着いたまま。息を吹き返したフォガットは脇差しヒザ! しかしここでメン・ボーもヒザを立てて立ち上がる。残り1分30秒。右を振るのはフォガット。さらに詰めて右を当てるがメン・ボーも崩れず。右ストレートを返す。

 3R、勝負のラウンド。メン・ボーの右の蹴りの打ち終わりを掴みに行くフォガット。しかし蹴りに引き込みに。この立ち上がり際を詰めに行くメン・ボーだが、近くなったことでフォガットは組むことが可能に。シングルレッグのハイクロッチで持ち上げテイクダウン! サイドを奪い脇腹にヒジ、右ヒザも突く。

 ブリッジから返そうとするメン・ボーだが、抑え込むフォガット。メン・ボーは脇を差し返せない。金網際でハーフから左で顔面にパウンドを放つフォガット。ゴングに右手を高く挙げ、セコンドのシアー・バハドゥルザダとハグした。

 判定は3-0でフォガットが勝利。ランキング2位のメン・ボーを降す番狂わせを起こした。

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