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【UFC】ポイエーがマクレガーにTKO勝ちで3度目対決で勝ち越し、バーンズがトンプソン下し再起、トゥイバサが勝利のシューズ祝杯。オマリーは“グリーンヘッドゾンビ”をTKO=『UFC 264』

2021/07/11 10:07

▼バンタム級 5分3R
〇ショーン・オマリー(米国)135.5lbs/61.46kg
[3R 4分33秒 TKO] ※スタンド打撃でのレフェリーストップ

×クリス・モウティーニョ(米国)135lbs/61.24kg

 メインカードの第1試合では、“マクレガー2世”と呼ばれるショーン・オマリー(米国)が登場。オクタゴンデビューとなるクリス・モウティーニョ(米国)と対戦した。

 アイルランド系米国人で26歳のスター候補生オマリーは、2020年8月のマルロン・ヴェラ戦で右足を負傷してのダウンでエルボーを浴びてMMA初黒星。

 しかし、2021年3月の前戦ではトーマス・アルメイダに3R、カウンターの左でTKO勝ちし再起を遂げている。

 当初はベテランのルイス・スモルカと対戦予定だったが、スモルカがブドウ球菌感染症で欠場となり、11日前にUFC初参戦の28歳、MMA9勝4敗のモウティーニョが対戦相手に抜擢された。

 1R、ともにサウスポー構えから。オマリーは左カーフキックを当てると、飛び込んでの右ストレートも。左右スイッチするオマリー。追うモウティーニョにオマリーは左ジャブ、右ハイ、サウスポー構えから右ジャブにアゴが上がるモウティーニョだが、追い足は止めない。

 なおも詰めるモウティーニョだが、オマリーは右から左フック、左廻し蹴り、左を上下に突き刺し、サンドバック状態に。

 追うモウティーニョに下がりながら左ジャブを突くオマリー。モウティーニョも左ローを返すが、的確な打撃はオマリー。モウティーニョもワンツーから右ローまで繋ぎ、詰めるが右のテンカオはオマリー!

 右ストレートのダブルでダウンを奪うとハイエルボーのギロチンチョークもブザー。立ち上がるモウティーニョはフラつく。

 1Rに89発の打撃で84%を成功させる記録を作ったオマリー。2Rもサウスポー構えから右ジャブのトリプルを当てると、オーソから右ハイもヒット! 詰めるモウティーニョの右は届かない。オマリーは右ミドル、ワンツーから右! モウティーニョは右フックを届かせるが浅い。

 ワンツーの右を当てるオマリー。さらに左フック。しかしモウティーニョは動きを止めない。ケージを背に左右にかわすオマリーを詰めて首相撲も突き放すオマリーだが肩で息をする。

 3R、コーナーからタイトルマッチのつもりで戦って来い!」と激を飛ばされるオマリー。サウスポー構えから右前蹴りも、モウティーニョは「グリーンヘッドゾンビ」と飛ばれるタフさで前に。

 そこにオマリーは右ハイ! 一瞬足が止まるモウティーニョは飛び込んでの前手の右フック! すぐに距離を取り、右ストレート、右ジャブを的確に当てるオマリー。



 ワンツースリー、右前蹴り、右のダブルとまとめて当てるオマリー! しかしモウティーニョは顔を赤く染めながら前に。右ミドル、右ジャブ、左ストレートを当て続けるオマリーだが、モウティーニョの前進に場内は沸く。左右から右アッパーを突き上げるオマリーはフィニッシュへ! 打たれながらも前に出るモウティーニョだが、ハーブ・ディーンレフェリーが間に入った。

 対戦相手がルイス・スモルカから直前に変わったオマリーだが、3R 4分33秒 TKOで2連勝。

 オクタゴンのなかで“シュガー”オマリーは、「11日前のオファーで出てくれたクリスはほんとクソ強かった。彼はUFCデビュー戦で俺と戦ったんだ。あの勇気を称えたい」と、“グリーンヘッドゾンビ”を賞賛。

 続けて「ドリブル、ドリブル、サンズのバスケのように勝ちたかった。(モウティーニョのストップに)頭のダメージはあると思う。止めてくれてよかった」とフィニッシュについて語った。

 また、コディ・ガーブランド、ピョートル・ヤン、ドミニク・クルーズ、ロブ・フォントの名前を挙げ、「何をやっているのか、俺とやりたいのか」と挑発した。

◆オマリー「マクレガー級のスーパースターになりたい」

「いい気分だね。かなり上達できた。もっともっとうまくなる。ファンが戻ってきてくれてエキサイティングだった。エネルギーをものすごく感じたよ。

 正直なところ、あいつがあんなにタフだなんて思っていなかった。正直ね。11日前だからね。あれだけ何発も受けるなんてすごいと思うよ。あいつが“疲れてきただろ”って言ってきたから、“まーな、疲れたよ”って言ってやったんだ。とにかく顔面を殴り続けた。言いたいことがあれば好きに言えばいい。それでも俺が倒したんだからな。もし俺がすぐにあいつの光を消せば、同じセリフは口にできなかっただろう。戻ってもう一度見てみたい。そうすれば俺が何を言っているのか分かるさ。

 俺には夢がある。有名になりたい。コナー・マクレガーのレベルになりたい。スーパースターになるつもりだし、そのためのペースを保っている。今は26歳だ。あと10年はやれる」

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