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【UFC】ポイエーがマクレガーにTKO勝ちで3度目対決で勝ち越し、バーンズがトンプソン下し再起、トゥイバサが勝利のシューズ祝杯。オマリーは“グリーンヘッドゾンビ”をTKO=『UFC 264』

2021/07/11 10:07

【セミメインイベント】

▼ウェルター級 5分3R
〇ギルバート・バーンズ(ブラジル)170.5lbs/77.34kg
[判定3-0] ※29-28×3

×スティーブン・トンプソン(米国)170.5lbs/77.34kg

 1R、オーソドックス構え。ともにワイドスタンス。圧力をかけ、バーンズが左ミドル。左前手を伸ばすトンプソンの前足にシングルレッグから押し込み、右で差してアゴ下に頭を置き、トンプソンの右手を掴む。

 シングルレッグから回してテイクダウンはバーンズ! ハーフガードのトンプソンの左足を4の字に巻き、左で脇差し。右で小手に巻き立ち上がろうとするトンプソンに、右手でパウンドするバーンズ。

 立ち上がったトンプソンは突き放し横へ。追うバーンズはスリップすると、そこに右ハイはトンプソン。バーンズもブロックする。ブザー。

 2R、長いコンパスから右カーフキックを1発当てるトンプソン。スイッチ。バーンスの右ハイは空振り。トンプソンのサイドキックをバーンスもバックステップでかわす。

 サウスポー構えになるトンプソンは左の蹴り、右のサイドキックをブロック上に当てる。オーソから歩いてスイッチして左の蹴りはトンプソン。廻し蹴りもそこにバーンズは右を振り前に。しかしバックステップのトンプソンはジャブを入れる。

 右カーフキックはトンプソン! さらにスイッチしてサイドキック。かわすバーンズはトンプソンの左をかわしてシングルレッグも汗で滑り横に抜ける。

 前足にシングルレッグから右踵を掴みテイクダウンはバーンズ! 片手を着いて座るトンプソンに、右で差して押し込み左手でパウンドするバーンズに、トンプソンも右手で対抗。金網際で座りながらさながら高山善廣vs.ドン・フライ状態となる。

 3R、右のサイドキックで前に出るトンプソン。右で飛び込み、左ハイをブロック上に。カウンターも狙う。右ストレート! 右の後ろ廻し蹴りをヒットさせるトンプソン! バランスを崩したバーンズはシングルレッグから左で差して前に。

 金網に押し込みボディロックから外がけで後方に回して自らのヒザ上に乗せてテイクダウン! サイドを奪い背中を着かせるバーンズは細かいパウンド。右手着いたトンプソンの手を手繰り寝かせるバーンズは左手で細かいパウンド3連打!

 上体を金網で立てるトンプソンにギロチンチョークも狙うバーンズ。寝て防ぐトンプソンの再びの立ち上がり際に後頭部から背中にかけて鉄槌を連打してブザー。

 判定は3-0(29-28×3)でバーンズが勝利。トンプソンは2連勝からの敗北。バーンズは、カマル・ウスマンとの同門対決での敗北から再起を飾り、「ごめんね、なかなかフィニッシュできなくて。みんな盛り上がって。ブーイングでもいいよ」と大観衆に語った。

 続けて、サンフォードMMAでキック出身のBellatorファイターのレイモンド・ダニエルズとの練習に触れ、「ダニエルズのおかげでもあるよ。みんなが自分をプッシュしてくれた」と感謝の言葉。さらに、今後の相手について問われ、「誰でもいいよ。マスヴィダルでもネイトでもいい。やろうぜ」と語った。

◆バーンズ「エドワーズ、ディアス、マスヴィダルの誰かと試合がしたい」

「前戦で敗北している分、今回の勝利はスペシャルなものになったと思う。ゲームプラン通りの試合をすることができたから嬉しいよ。自分の感情に左右されず試合ができればしっかり勝つことができる。作戦通りにリラックスして試合をすれば俺を超えられるウェルター級ファイターはいないはずだ。

 キャンプの段階でも準備はバッチリできていたし、試合でもテイクダウンさえ奪えれば試合を制することができると思っていた。今日のような試合はすごく自信に繋がるし、今の俺と試合したいヤツは数少ないはずだ。コルビーも俺との試合を恐れているし、エドワーズも俺と戦いたくない。だったらあとはタイトル戦しかないだろう。次のタイトル戦はコルビーであるべきだ、そこはリスペクトできる。エドワーズ、ディアス、またはマスヴィダルの誰かと試合がしたい」

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