キックボクシング
レポート

【修斗】CKC-54kgトーナメント新世代王者決定戦は寺山遼冴が延長戦で有井渚海を振り切りリベンジ優勝

2021/07/05 03:07

▼第2試合 CKC2021-54kgトーナメント準決勝 第2試合3分3R
×田渕神太(拳聖塾)
[判定0-3]※29-30×3
○寺山遼冴(TEAM TEPPEN)
※寺山が決勝へ進出。

 1回戦では判定2-1で鷹介に辛勝した田渕と、判定3-0で内藤啓人を退けた寺山による準決勝。

 1R、ローの蹴り合いがあるも両者慎重。田渕が右ストレートを繰り出すとかわしたサウスポーの寺山は右フック。終盤は寺山が左ミドルも両者手数は少なめ。

 2R、田渕が入ってくると寺山は左を合わせに行く。この左が田渕にとってはかなりやりにくそう。ならばと田渕は右インロー。

 3R、寺山は左インロー、前蹴り、右ロー。田渕もローから左右フックで入り込むがクリンチとなる。寺山は左ミドル。寺山が飛び込んでのワンツーの左ストレートが鮮やかに田渕の顔面を捉え、仰け反る田渕。寺山のヒザ蹴りに田渕が右フック、寺山も左を当てる。

 有効打を決めた寺山が判定3-0で有井の待つ決勝へ駒を進めた。

▼第1試合 CKC2021-54kgトーナメント準決勝 第1試合3分3R
×匠朗(KSS健生館)
[判定0-3]※28-30×3
○有井渚海(及川道場)
※有井が決勝へ進出。

 匠朗は1回戦で木下悦志に有井は大森隆之介にそれぞれ判定3-0で勝利し、準決勝に駒を進めた。

 1R、有井はジャブを多用、前蹴りと右ローを蹴っていく。匠朗は左右フックでアタックを仕掛け、有井もワンツーで迎え撃ってヒザへつなぐ。匠朗のワンツーの間に右ストレートを打つ有井。

 2R、匠朗はフックから右ローにつなぎ、有井は左ミドル。有井はワンツーからヒザ、そしてヒザの連打で優勢に。有井は左フックを当て、左右フックで反撃してくる匠朗にヒザ蹴り。さらに右ストレートからヒザの連打。匠朗のパンチをかわしての右ストレートもヒット、終盤には右ハイも。完全に有井のラウンドとなった。

 3Rもワンツーからの蹴りで攻めていく有井。前蹴りで匠朗を押していき、ジャブでけん制。匠朗は入りづらい。有井の左ボディ、右ストレート。匠朗は左右フックを繰り出すが、有井は打ち合いをせず蹴りに繋ぐ。有井は左ボディ、右ストレート、そして左フックとパンチをまとめ、ヒザもしっかり蹴る。圧倒的な手数と有効打で有井が判定3-0で勝利。決勝進出を決めた。

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