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【修斗】マックス・ザ・ボディが環太平洋王者キャプテン☆アフリカからダウン奪い判定勝ち、山本ケントデリカットが判定勝ち、ケージキック-54kgTは匠朗、有井渚海、田渕神太、寺山遼冴が準決勝進出

2021/07/04 12:07

▼第2試合 CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第2試合 3分3R
○有井渚海(及川道場)
[判定3-0]※30-29×2、30-28

×大森隆之介(EX ARES)
※有井が準決勝へ進出。

 有井は、キック界新世代筆頭。キックボクサーとして活躍するかたわら『ABEMA』の恋愛リアリティショー「恋する週末ホームスティ」に出演し、ティーンから絶大なる支持を受けている。未だ無敗の快進撃を続け、優勝候補の筆頭である事は間違いない。

 カード決定に有井は「1回戦から決勝のつもりで全力でやってやろうと思いました。大森選手は勢いがある選手。決勝の相手では誰でもいいです。誰がきてもやることは同じなので、自分が1番だという事を証明します。このトーナメントに全て賭けて戦います」と意気込む。

 対する大森は、RISE推薦の大阪出身の21歳。175cmの長身から繰り出されるパンチとバックスピンキック、カーフキックと多彩な技を持ち、時にはサウスポーにも変化する。KO率は75%を誇り、わずか4戦ながら既に試合巧者振りを発揮して未だ無敗。今回のトーナメント中、有井と並ぶ無敗の新星だ。本命は有井だが、大森はまさにダークホース。注目の選手がトーナメントにエントリーしてきた。

 有井戦の決定に大森は、「純粋に燃えました。僕ら2人がやらないと何も盛り上がらないと思っていたのですごく嬉しい。最高のものを作りたい。有井は攻守、バランスの取れた選手。ただそれだけ、怖さはないです。決勝では寺山選手と戦いたい。僕は今の自分の位置を証明するためにも、強い選手とやりたい。やるしかないと思っています。ここは通過点。優勝。それは最低条件です。ここを勝って次の段階に進みます」と、自信を見せている。

 21歳の大森は4戦全勝3KOと負け知らず。19歳の有井は7勝(3KO)無敗1分。

 1R、大森はスイッチを多用して蹴っていく。有井は踏み込んでの右ストレート、ワンツー、バックハンドブローも。有井は踏み込んで一発入れて組み付く。

 2R、有井は左ミドルを使い始め、右ローも蹴る。大森はパンチで仕掛けていくが、有井は回り込んでかわす。有井は飛び込んでのワンツーからヒザ蹴り。終盤にもワンツーからヒザを決める。大森がパンチで前へ出てくると有井はクリンチ受け止め、離れ際にヒザを入れた。

 3R、有井が飛び込んでのワンツー、そしてヒザ蹴り。大森は後ろ蹴りを放つが有井はかわす。有井の踏み込んでのワンツーが入り、左フックもクリーンヒット。有井はいいタイミングでのテンカオを決める。大森はワンツーで前へ出るが有井を捉えることはできない。残り30秒で打ち合いとなり、大森が前へ出ていくが両者クリンチで打ち合いは長く続かない。

 判定は3-0で有井が準決勝へ駒を進めた。

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