▼第7試合 DEEPライト級暫定王者決定戦 5分3R
〇大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)70.25kg
[3R 0分7秒 テクニカル判定5-0] ※29-28×2, 30-26×2, 30-27
×大木良太(KRAZY BEE)70.25kg
※大原が暫定王者に
現DEEPライト級王者・武田光司(BRAVE)が負傷のため、大原樹理(マーシャルアーツクラブ)と大木良太(試合時32=KRAZY BEE)が暫定王座を争う。
大原は現在3連勝中。武田光司との連戦で敗れた後、2020年8月に鈴木琢仁を下からの蹴り上げで1R TKOに下すと、同年9月にRIZIN初参戦。矢地祐介との死闘をスプリット判定で制した。2021年2月にはDEEPで北岡悟を1R KOに下し、武田へのリヴェンジを宣言していた。
対する大木は、フルコンタクト空手出身でTHE OUTSIDERで活躍後、85kg契約で侍マーク・ハントにTKO勝ちし、WARDOGでキム・デファンにKO負けという激闘派。DEEPでは4戦4勝と負け無しで、高塩竜司を1R TKO、佐々木大とLUIZに判定勝ち。2021年3月に鈴木琢仁にスプリット判定で勝利している。
180cmの長身から繰り出す長い打撃を武器とする大原に対し、サウスポー構えの大木もストライカーながら粘り強い戦いを身上とする。暫定のベルトを巻くのは大原か大木か。
1R、オーソドックス構えの大原にサウスポー構えの大木。左インローの大木。大原は大きく構えて詰めて右ハイ。ガードする大木は左回り。右ミドルを当てて止める大原に、大木は右ヒジ狙い。さらに左ストレートで詰め返す。
距離を取り直す大木は左インロー。左ストレートには大原が右のヒザを突き刺す。左ハイをガード上に当てる大木。さらに右を当てて突き放す。詰めて右のテンカオは大原。右の蹴りで詰めると大木は左を当てて回る。左ミドルを当てる大木。大原も右ミドルを蹴り返す。
大木の左ストレートの飛び込みを避ける大原。詰めて右ヒジを狙うが、避けた大木が左ストレートで飛び込んだところでゴング。
2R、右ミドルをヒットさせる大原! しかし左ストレートから左右をラッシュする大木が体を入れ替えする。右腕で小手に巻く大原。右で差す大木は押し込んで足を踏む。両脇を差しボディロックも四つに戻す大原は小外がけテイクダウン狙いも凌ぐ大木!
追って強い右ミドルは大原! 脇腹を腫らせた大木は左右で詰め返すが、大原はなおも右ミドル! そして右ストレート! ダウンした大木にサッカーキック! ここで試合が終わるかと思いきや、大木は立ち上がりケージを背にしてアッパーをもらいながらも左を振って残り時間を耐える。大原もラッシュ後で詰めることが出来ず。
3R、大木のローブローにより、大原がヒザをマットに着く。中断。椅子に座る大原だが、試合続行は不可能。偶発的なローブローにより、ここまでのテクニカル判定に。大原が5-0で勝利。大原は跪いてコールを受けて頭を下げると、両セコンドの肩を借りてケージを降りた。