▼第3試合 DEEPバンタム級 5分2R
×原 虎徹(CAVE)61.3kg
[判定1-2] ※18-19, 19-19マスト吉野, 19-19マスト原、
〇吉野光(フリー)61.4kg
バンタム級で、6月19日の『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』で松丸息吹(パラエストラ千葉)と対戦予定だったものの、松丸の負傷欠場により試合が流れていた原虎徹(CAVE)が出場。吉野光(フリー)と対戦する。
原は、石渡伸太郎がその才能を認めるCAVEの逸材。4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEPフューチャーキングトーナメントを制し、2020年9月にプロデビュー。“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ちした。
2020年12月の前戦では「朝倉未来1年チャレンジ」で常にアグレッシブファイトを見せるヒロヤ(トライフォース赤坂)を、高い打撃力と強いボディロックテイクダウンで完封し、判定勝利。現在、2連勝中だ。
対する吉野は柔道出身。HEAT、Gladiator、Fighting NEXUS、Demolition XFC、PFCでキャリアを積み、ONE Warrior Series に参戦し1勝1敗という叩き上げ。塗装の仕事から「THE PAINTER」の異名も持つ。ONE Warrior Seriesがコロナ禍で休止状態のなか、2021年2月に『Road to ONE』に参戦し、強豪・野瀬翔平と大激闘。スプリット判定で接戦を制している。
柔道仕込みの投げと抑え込み、下になっても野瀬をパワフルにスイープした吉野は組みに勝機を見出すか。対する原も、強打に加え、強いボディロックテイクダウンも持っている。20代の実力者同士のフレッシュな好カードだ。
1R、ともにサウスポー構え。原は左ストレート。左を突き、詰めて小足でテイクダウンは吉野。金網使い立ち上がる原だが、左を振って組んでテイクダウンは吉野。ハーフからアメリカーナを狙うが、原が外してゴング。
2R、すぐに詰めて左で差す吉野は脇を潜ろうとするが、潰した原がバックに。たすきからリアネイキドチョークを狙うが、背後の原の腕をたぐり脇を潜る吉野。両足をかけて左腕をすくいにいく。4の字ロックに切り替えた原。吉野の正対際で下にならず立つ原だが、詰める吉野がボディロックから崩し。前手の右フック、左ミドルを打つが、吉野が右で押し込み尻餅を着かせたところでゴング。
判定は、2-1(19-19マスト原、19-19マスト吉野、吉野19-18)で吉野が接戦を制した。