▼第6試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
○北井智大(チームドラゴン/同級2位)
KO 1R 2分25秒 ※左フック
×中尾 満(エイワスポーツジム/元新日本キックボクシング協会日本ライト級暫定王者)
北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として知られ、2019年2月に各団体で暴れまわる山口裕人を初回KO、9月にKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を初回KO、2020年1月にはNKBライト級王者・高橋一眞を2RでKO、8月にはKNOCK OUTで活躍したマサ佐藤も判定で破るなど“RISEの門番”としての一面も持つ。前回は今年1月にキック四冠王の小川翔から2度のダウンを奪って勝利した。
対する中尾は2003年プロデビューで、キャリア18年、60戦近くを経験している大ベテラン。頑丈な身体と鋭いヒザ蹴りを武器に、2010年には新日本キックライト級暫定王座を獲得。2017年7月にMMAファイターの金原正徳とKNOCK OUTでキックボクシングルールで対戦したこともある。RISEには2019年3月に参戦し、直樹にKO負け。北井とは激しい打ち合いを展開するか。
1R、積極的に左右のフックで攻めていく北井は、サウスポー中尾の片腕を抱え込むようにしてショートのフックとアッパーを連発。ここで中尾がバッティングをしてしまい、一時中断となる。中尾は左フックを狙うが、北井が手数を多く出して右ストレート、左フック、ヒザ蹴りをヒットさせ、コーナーへ詰めてボディ、右アッパーを打ち、左ボディでダウンを奪う。
さらに左右フック&左右ボディ、顔面へのヒザ蹴り、右フックと右ボディの連打で圧倒。レフェリーがダウンを宣告した直後、北井の左フックが中尾のアゴを直撃し、その場に崩れ落ちてのKOとなった。
今大会唯一のKOを1Rで飾った北井はマイクを持つと、「よかった、KOできて。バッティングがめっちゃ効きました。とりあえず勝ってよかったです。これからも僕の試合を見に来てください」とアピールした。