▼女子ストロー級 5分3R
○ローマ・ルックブーンミー(タイ)116lbs/52.62kg
[判定3-0] ※29-28×3
×サム・ヒューズ(米国)115.5lbs/52.39kg
女子ストロー級。PANCRASEでも猛威を振るったMMAムエタイを階級上でも駆使するルックブーンミーは、UFC2勝1敗。2020年は2月にアンジェラ・ヒルに判定負けも、10月にジン・ユ・フレイに判定勝ちを収めている。
対するヒューズは、LFAからUFC入り。2020年12月の前戦では、テシア・トーレスの打撃で劣勢となり、1R終了時に左目負傷が判明し、トーレスにTKO負けとなっている。ルックブーンミーが連勝なるか、それともヒューズがオクタゴン初勝利を挙げるか。
1R、ともにオーソドックス構え。右ミドルから入るルックブンミー。ヒューズの右ローをかわして右前蹴りで距離を取る。左で差して組むヒューズに右を首に置き首相撲ヒザ蹴りはルックブンミー! さらにこかしでサイドポジションに! ケージウォークで足を戻すヒューズに体を離して立つルックブンミー。
再び両脇を差して組むヒューズ。しかし差されてルックブンミーが右ヒザを突いて回してテイクダウンはルックブンミー! 蹴り上げて立つヒューズ。
ルックブンミーは前に出して押し込む左前蹴り、ヒューズも右を返して詰めて左で差す。右足を踏むルックブンミー。その崩しで上になるのはまたもルックブンミー。
2R、右前蹴りのルックブンミーに組むヒューズ。首相撲から回して崩すルックブンミーだが、バックにつくヒューズ。片ヒザ着きから立ち上がるルックブンミーは正対し離れる。
右ストレート、右ローはルックブンミー。さらにスーパーマンパンチも、かわしてその打ち終わりに組むヒューズがダブルアンダーフック。そこに巧みにヒザを突き、右を首後ろに巻いてヒザを突くルックブンミー!
なおも左で差して肩で押し込むヒューズはシングルレッグに移行。右で小手に巻き、金網背に右足を外に出して凌ぐルックブンミー。左ヒジも。さらにスペースが空くと右ヒザ! 離れるヒューズに右ハイを当ててテイクダウンしたところでブザー。
#UFCVegas25 Official Result: @LomaLookboonmee (29-28, 29-28, 29-28) defeats Sam Hughes by Unanimous Decision
— UFC News (@UFCNews) May 2, 2021
3R、右前蹴りをかわすヒューズ。ルックブンミーの右ローに左ジャブを狙う。左フックをブロックするルックブンミーは組んで首相撲からヒザ。しかし左で脇を差すヒューズが金網まで押し込む。右で小手から首に巻き直し右ヒザをレバーに突くルックブンミーが突き放す。ワンツー、さらに右ヒジを狙うルックブンミー。かわすヒューズ。左ヒジを持ち、右は首後ろの首相撲で回すルックブンミー。これに慣れてきたかヒューズは倒れず左で差して前に。ここも突き放すルックブンミー。
右の相打ち。ヒューズは右のスーパーマンパンチ! ルックブンミーはヒューズのワンツーをかわして左を打ち込む。左で差して押し込むヒューズにヒザを突くルックブンミーだが金網背に。ヒューズが両脇を差してブザー。 判定は3-0(29-28×3)でルックブンミーが勝利。2連勝をマークし、UFC戦績を3勝1敗とした。
Break out the brooms 🧹
— UFC (@ufc) May 2, 2021
🇹🇭 @LomaLookboonmee makes it a clean sweep from #UFCVegas25. pic.twitter.com/OE7jpFMvSL
◆ルックブーンミー「オクタゴンから長く離れていたから、反応が鈍かった」
「今回の試合はあまりサプライズが多くなかった。コーチが教えてくれたのとほとんど同じ感じだったけど、彼女に押し込まれたときは向こうがかなりしつこかった。全体としてはうまくパフォーマンスを発揮できたとは思っていない。オクタゴンから長く離れていたから、反応が鈍かったんだと思う。自信がなかったことも認めないといけない。私の中の自信に何があったのか分からない。次の試合は自信を持って臨まないと。試合になったらもっと自分に自身を持たないといけない。これまでは対戦相手の試合を見たくなかったけれど、これからはもっと見始めていくことが重要なんだろうと思う」