▼ミドル級 5分3R
○ショーン・ストリックランド(米国)185.5lbs/84.14kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×クリストフ・ヨトゥコ(ポーランド)185.5lbs/84.14kg
ミドル級15位のストリックランドと、ランク外のヨトッコ。
ストリックランドは、UFCでは7勝3敗後、バイク事故で2年以上のブランクも、2020年10月にミドル級階級を上げて復帰。ジャック・マーシュマン、さらに3連勝中だったブレンダン・アレンを2R KOで下した。
ヨトッコはUFC3連勝中。アレン・アメドフスキー、マーク・アンドレ・バリオルト、エリク・アンダースにいずれも判定勝ちしている。
1R、サウスポー構えのヨトッコは左ストレート。オーソドックス構えのストリックランドも左ジャブを打つ。左ミドルを当てるヨトッコ。すり足でじりじりと詰めるストリックランドはノーモーションの右を打つ。
右回りにヨトッコは下がりながら左を打つ。ブロックするストリックランドはアゴ下に置いた右をヒット! ヨトッコはバックヒジを狙う。右を当ててヨトッコの左をかわすストリックランド。ヨトッコの前手の右フックをかわして右ストレート。ヨトッコは左ミドルを返す。追うストリックランドはいきなりの右ストレート。さらに跳びヒザ蹴りから右を見せる。
2R、サウスポー構えから先にワンツーで前に出るヨトッコ。右前蹴りはストリックランド。ヨトッコは左から右を振るがさばく。左オーバーハンドをのどもとに当てるヨトッコ! 右を返すストリックランド。ヨトッコの後ろ蹴りを詰めて潰すと右を突く。
ストリックランドの右に頭が上がるヨトッコは後退し右回り。ヨトッコは左前蹴りも軸がブレる。しかし下がりながらも左ストレート! アゴを引いて受けるストリックランド。左右の蹴りを当てて右を突く。ヨトッコは鼻血。
#UFCVegas25 Official Result: Sean Strickland (30-27, 30-27, 29-28) defeats Krzysztof Jotko by Unanimous Decision
— UFC News (@UFCNews) May 2, 2021
3R、インターバル中も座らなかったストリックランド。ヨトッコのワンツーをさばいて左ローもそこに右ストレートはヨトッコ。追うストリックランドは手数を増やしたい。右跳びヒザ狙いのストリックランド。右前蹴りを腹に突く。さらに右ジャブ。追うストリックランド。下がりながら前手の右フックを狙うヨトッコだが避けるストリックランド。ならばと詰めて左ストレートを当てるヨトッコ。ストリックランドが前蹴りのフェイントから右を当てる。ヨトッコはニータップの動きも深追いせず。跳びヒザを打つストリックランド。さらに右ヒザをヒット!
Make it 4️⃣ in a row! #UFCVegas25 pic.twitter.com/RSvxbXURvu
— UFC (@ufc) May 2, 2021
判定は3-0(30-27×2, 29-28)で終始圧力をかけて、的確に有効打を当てたストリックランドが勝利。UFC4連勝をマークした。
◆ストリックランド「あんなふうにバックするヤツが相手だと難しい」
「駆け上がっていくべき階段があるのは理解しているし、最後の勝利に勝るものはない。ただ、悲しいけど今回はノックアウトできなかった。あんなふうにバックするヤツが相手だと、コネクトするのが難しい。またグラインドに戻ってしまうんだ。俺は立ちっぱなしでそのままさ。追いかけるのは好きじゃない。相手が一度もテイクダウンを取ってこなかったことはびっくりした。それが彼のゲームプランだと思っていたからね。俺を蹴ろうともしなかった。何度かファンキーな攻撃を仕掛けてきたことは褒めてもいいかな。それで少しは心配もしたしな。おかしなスピンやバックエルボーを警戒していなければ、もっとポケットに入ってしまっていたと思う。UFCにいられて幸せだ。とにかく戦いたい。気にしないさ。誰とでも戦う。相手はUFCが知っている。やりたいやつがいれば、いざ勝負だ」