▼バンタム級 5分3R
○メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)135.5lbs/61.46kg
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×コーディ・ステーマン(米国)135.5lbs/61.46kg
黄金のバンタム級では、メラブ・ドバリシビリ(135.5lbs/61.46kg)vs.コーディ・ステーマン(135.5lbs/61.46kg)の好カードも実現。
テリオン・ウォーレ、ブラッド・カトナ、ケイシー・ケニー、グスタヴォ・ロペス、ジョン・ドッドソン相手に5連勝中のドバリシビリは強力なテイクダウンを武器に判定で競り勝つドミネーター。
対するステーマンはダロン・クルックシャン門下生の打撃も危険なレスラー。前戦ではジミー・リヴェラに判定負けも、ブライアン・ケレハー、アレハンドロ・ペレスに勝利し、ソン・ヤードンもテイクダウンを決めまくっての不可解ドローだった。
1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるステーマンが左ハイ。ガードするドバリシビリも右フックを振る。蹴り足を掴んでテイクダウンはドバリシビリ。立ち上がり際にパンチをまとめる。離れるステーマン。
ステーマンのテイクダウン狙いに右アッパーを突くドバリシビリ。ステーマンはシングルレッグも切るドバリシビリ。右を振ってシングルレッグはドバリシビリも、ここも切ってスクランブルで立つステーマン。
ガードが低いステーマン。ドバリシビリのワンツーからのダブルレッグを切るステーマンは左! しかしドバリシビリもワンツーから右を当てる。さらに下がりながらワンツーも。追うステーマンに左ジャブからタックルへ。これをステーマンが足を飛ばしてがぶり首を押さえたところでブザー。目まぐるしい組み技の攻防。
2R、サウスポー構えで入るステーマン。右を突いて金網に詰めダブルレッグテイクダウン! 腰を抱えるステーマンに鉄槌を突くドバリシビリは立ち上がる。その際に左を振るステーマン。
右ストレートから組んで首を獲りがぶるドバリシビリ。立ち上がるステーマン。ドバリシビリは左インロー。圧力かけるとドバリシビリは左ハイ狙い。さらにダブルレッグテイクダウンはステーマン! そこにギロチンチョークはドバリシビリ! がっちりクローズドに入れるが首を抜くドバリシビリ。
ニータップはドバリシビリ。切るステーマン。その離れ際にボディ、ミドルキックと繋げるドバリシビリはダブルレッグをリフトしテイクダウン!! サイドを奪い抑え込もうとするがここも難なく立ち上がるステーマンが前へ。右を振り前に。しかしドバリシビリが首投げ! すぐに立ち際を首を抱えるが、上を取り返すステーマン。そこにドバリシビリはハーフネルソンに固める。
#UFCVegas25 Official Result: Merab Dvalishvili (@MerabDvalishvil 30-27, 29-28, 29-28) defeats Cody Stamann by Unanimous Decision
— UFC News (@UFCNews) May 2, 2021
3R、拳を合わせた両者。詰めるステーマンにドバリシビリはサイドキック。ワンツーを振るがかわすステーマンも右を狙う。右を当てるドバリシビリ。ワンツーの右を当てる。ステーマンの打撃は遠くなる。右後ろ廻し蹴りが空振りのステーマン。ドバリシビリのワンツーの右がかすめる。
互いにシングルレッグも足を取るのはドバリシビリ。下がるステーマンに跳びヒザも。前足にシングルレッグのドバリシビリ。切るステーマン。左から右アッパーはドバリシビリ!
シングルレッグで足をかけようとするドバリシビリだが、捨て身気味になりステーマンが上に! 大きなパウンドを狙うが、下のドバリシビリが下から細かいパウンド、草刈からシングルレッグへ。ともに譲らずスタンドへ。金網までもつれてノンストップの攻防は終了のブザー。
Chess match from the start ♟ We just got a good one at 135! #UFCVegas25 pic.twitter.com/MnsbssBK74
— UFC (@ufc) May 2, 2021
判定は3-0(29-28×2, 30-27)でドバリシビリが勝利。5つのテイクダウンを奪ったドバリシビリ。すべて判定勝ちながら見ごたえあるMMAレスリングでUFC6連勝を飾ると、「ドミニク・クルーズでもほかの誰でも、来月でも上位ランカーと戦いたい」とアピールした。
◆ドバリシビリ「タイトルを争っていない元チャンピオンが4人とか5人もいる。そういう人たちが俺と戦えばいい」
「とにかく忙しくいたい。今日は楽勝だった。試合を楽しんだよ。すごいヤツらとトレーニングしているし、俺のスタイルはレスリングとか打撃とか、それだけじゃなくて、混合なんだ。これはMMAだからな。相手は何が来るか全然分からないはず。俺のスタイルが他と違うのはそういうところだ。だから試合が楽になるし、相手には奇妙に映るだろうね。どうやって勝ち続けているのか分からないだろうから。
バンタム級のトップ15はかなりスタックしている。本当にすごい人たちがたくさんいる。俺はランキング12位だったけど、トップ10には入れるはずだ。正直、今はタイトルを争っていない元チャンピオンが4人とか5人もいる。そういう人たちが俺と戦えばいい。ドミニク・クルーズ、T.J.ディラショー、コーディ・ガーブラント、ジョゼ・アルド。俺は元王者とだって戦うよ。6連勝しているから、ビッグネームとやるべき。きっとでかいことになる。誰と戦おうとも構わない。UFCでの戦いを楽しんでいるんだ。それが幸せ。でも、俺には大きな試合がふさわしいとも思っている。UFCには感謝しているし、本当に幸せだ。UFCが俺に求めることがあれば準備はできている」