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2021/05/02 09:05

▼フェザー級 5分3R
○T.J.ブラウン(米国)145.5lbs/66.00kg
[判定2-1] ※27-30, 29-28×2
×カイ・カマカ(米国)146lbs/66.22kg

 MMA8勝3敗のカマカは、2020年8月にUFCデビューでトニー・ケリーに2R TKO勝ち。しかし11月の前戦ではジョナサン・ピアースにTKO負けしている。

 MMA14勝8敗のブラウンはコンテンダーシリーズ2019から、2020年2月にUFC入り。ジョーダン・グリフィンにギロチンチョークで一本負け。8月にダニー・チェヴェスに判定負けで2連敗中。

 1R、ともにオーソドックス構え。右カーフを打つブラウン。カマカも右ストレートでブラウンを後退させる。ワイドスタンスで左ジャブを突くブラウンに右カーフキックはカマカ! サウスポー構えにしてからオーソに戻すブラウン。そこにカマカは右ローを打つ。さらに右ハイ! 右ロー。スイッチして前足を変えるブラウンは左ハイもバランスを崩し下に。左足を手繰りデラヒーバ狙いでバックに潜るも離れるカマカ。

 近距離で互いに打ち合いの中、ワンツーフックはカマカ。サウスポー構えから左の蹴り、左ボディを当てるブラウン。

 2R、オーソから入りサウスポー構えとなるブラウンに右ハイを当てるカマカ! オーソに戻すブラウンは右ストレートをヒット! しかしカマカも右フックを返すと、ブラウンの右にカウンターの右! ブラウンがダウン! インサイドからブラウンの足を腰に乗せて寝かせるカマカだが、ブラウンは下からキムラクラッチを背中に回すが、腹下に戻したカマカ。離れる。

 左ハイをガード上に打つブラウン。左ジャブのブラウンに、ワンツー左ハイと繋ぐ。レベルチェンジからダブルレッグテイクダウンはブラウン! ギロチンを狙うカマカだが、ブラウンも首を抜く。

 3R、右を突きダブルレッグはブラウン。スプロールから切るカマカが上に! オモプラッタのブラウンを外すカマカだが、立ち上がることに成功。左ボディを突くブラウン。さらに左ボディもそこに押し込んだカマカがテイクダウン! 両足をまとめたカマカに背中を着いてしまうブラウン。左で差してスイッチを狙うブラウン! 力の入る攻防から立つブラウンは打ち合いに。

 右ミドルを当てるカマカに退かないブラウンは、カマカの蹴り足を掴んでテイクダウン。なんとストレートフットロックに入るが、そこですぐに上を取るカマカ。ブラウンは下からキムラロックも、腕を戻したカマカが上でブザー。

 大熱闘はスプリット判定2-1(27-30, 29-28×2)でブラウンが勝利した。

◆T.J.ブラウン「底辺から必死に戦ってここまで来た」

「俺にとっては夢がかなった。思い続けて10年、底辺から必死に戦ってここまで来た。アーカンソーの小さい町から、ここまで。地元に勝利を持ち帰れることを誇りに思う。どうなるか分からなかった。唯一、確信していたのは自分が心の底から戦うってこと。いつもは後ろのポケットに仕込んでいるんだけど、今日の試合にそれを持ち込むべきかどうか分からなかった。それで試合に臨んで、勝利。

 どこに行こうとも俺は危険だ。試合に出ればフィニッシュできる。オクタゴンのどこからでもかかっていけるんだ。相手もドッグだったと思う。今回の試合は全力で来ると思っていたし、俺は彼のことをとても尊敬している。ここからいい感じの勝利を何度か決めていきたい。きっと魅せてみせる。俺はトレーニングも好きだし、競争も好きだ。それ以上に愛してやまないのは息子が家に戻ってくること。家に帰りたいし、息子をギュッと抱きしめたい。一緒に勝利を分かち合いたいんだ」

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