▼ライトヘビー級 5分3R
〇アンソニー・スミス(米国)206lbs/93.44kg
[1R終了時 TKO] ※右ローキック ドクターストップ
×ジム・クルート(豪州)205.5lbs/93.21kg
ライトヘビー級6位のスミス、13位のクルートの対戦。
スミスはUFC9勝6敗。2020年はグローバー・テイシェラ、アレクサンドラ・ラキッチに敗れるも、11月の前戦でデビン・クラークに三角絞めで一本勝ち。
対する豪州のクルートは、DW's Contender Series 2018から2018年12月に無敗でオクタゴンデビュー。2連勝後、2019年9月にミーシャ・サークノフに1R ペルヴィアン・ネックタイで一本負け。その後、ノーランカー相手に2試合連続一本勝ちでランキング入りを果たした。師匠サム・グレコがコーナーにつく。
1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るクルート。スミスの前蹴りに右ミドルを返し、右カーフキック。そしてジャブ。しかしカウンターのジャブを突くスミス。左ジャブをダブルで当てる。
さらにジャブで先制するスミス。クルートは右ロー、そこに右ストレートも当てるスミスは左ジャブを的確に当てる。
スミスも右ロー、そこにカウンターの右を狙うクルート。しかし、スミスの2発目のヒザ横の右ローにダウン。すぐに立ち上がりダブルレッグテイクダウンはクルート。立ち上がるスミスに、なおもニータップでテイクダウンはクルート! ブザー。
しかし立ち上がるクルートは左足をマットにまともに着けず、崩れてコーナーに戻る。
You cannot deny this kid's toughness 😤 #UFC261 pic.twitter.com/4xv8t2xHc3
— UFC (@ufc) April 25, 2021
インターバルでドクターチェックを受けるクルートは歩いて見せるが、左足首が内側に折れる。胸を叩いてやれる、と自身を鼓舞するクルートだが、ドクターストップのコールに、マットにヒザを付いた。
Not the last we've heard of Jimmy Crute. #UFC261 pic.twitter.com/X7I7dxqppW
— UFC (@ufc) April 25, 2021
勝者コールを受けたスミスは両手を合わせて、すまないという表示。32歳のベテランは、「ジャブはずっと練習していた。ローキックに彼は立ってくると思っていた」とコメント。
25歳のクルートは「あの1発で、いまは足の感覚が無く、グラウンドでも立てるかどうか分からなかった。ベテランの強さを見た。今日は残念だったけど、また戻ってきたい」と復活を約束した。