▼ミドル級 5分3R
〇ユライア・ホール(ジャマイカ)185lbs/83.91kg
[1R 0分17秒 TKO] ※右足骨折
×クリス・ワイドマン(米国)186lbs/84.37kg
ミドル級9位のホール、11位のワイドマン。当初、2月に組まれていたが、ワイドマンの新型コロナウイルス感染により延期となっていた。
ホールは2020年11月、アンデウソン・シウバのUFC最終試合の相手を務め、レジェンドをパウンドアウト。現在3連勝中。
対する元王者ワイドマンは、13連勝から2015年5月の初敗北から1勝5敗5KO負け。しかし、2020年8月の前戦で、ランカーのオマリー・アクメドフに判定勝ち。再起を飾っている。
1R、ともにオーソドックス構え。右のカーフキックを打つワイドマン。そこに脛を外に向けてチェック(カット)するホール。
1発目の自らの攻撃で、ワイドマンの足首より先が、ゴムのように曲がってしまい、明らかに足が折れたワイドマンはダウンし、悶絶。アクシデントの結果を待つホールは極真出身らしく金網を向いて正座。
2013年12月にアンデウソン・シウバのローをチェックし、アンデウソンのスネを折ったワイドマンだが、今度は自身がブロックされ、足を骨折に。場内に動画が再生されると、大きなどよめきが起こる。
Can't keep a champion down.
— UFC (@ufc) April 25, 2021
Wishing @ChrisWeidman a speedy recovery 🙏 pic.twitter.com/QuUdDQFVh2
しかし、ワイドマンが担架に乗せられ、退場際に右手を挙げると、ホールは拍手。
#UFC261 Official Result:@UriahHallMMA defeats Chris Weidman by TKO, Doctor's Stoppage, Round 1, :17
— UFC News (@UFCNews) April 25, 2021
ジョー・ローガンからコメントを求められたホールはしばらく無言だったが、「……ワイドマンにリスペクトしかありません。彼は真に最強の男。自分が初黒星を喫し、恐怖を覚えた相手。アンデウソン・シウバにも勝っている。最高の試合を見せたかったけど、申し訳ない。このスポーツの残念なところだけど、この仕事のひとつ側面でもある。これから何が起きても、彼が治ったらまた戦いたい」と言葉を振り絞って語った。
また、試合後、かつてワイドマンのチェックで足を骨折しているアンデウソン・シウバは、自身のSNSで「心からのお見舞いを申し上げたい。信念を持って、一日も早い回復を祈っています。この瞬間、私はあなたとあなたの家族に光と愛と知識を祈ります。このスポーツのファンの皆さん、この素晴らしいファイターの瞬間に敬意を払い、早く100%回復することを祈りましょう。あなたとご家族に神のご加護がありますように」と、早期回復を願うコメントを投稿している。
🙏🙏🙏 #UFC261 pic.twitter.com/0FEuLjSOFK
— UFC (@ufc) April 25, 2021
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