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【Bellator】王者ネムコフがデイヴィス下し初防衛&GP準決勝進出! 元UFCアンダーソンがTKO勝ちで準決勝ベイダー戦へ。前女王バッドが勝利、元RIZINアルブレックソンがネムコフ兄も下す

2021/04/17 07:04

▼ライトヘビー級ワールドGP準々決勝 5分5R
〇コーリー・アンダーソン(米国)※3位 204.75ポンド/92.87kg
[3R 2分15秒 TKO]

×ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)204.5ポンド/92.75kg

 コ・メインもライトヘビー級GP準々決勝戦。TUF19覇者でUFC10勝5敗のコーリー・アンダーソン(米国)が、元ACAライトヘビー級王者ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)と対戦する。

 アンダーソンはMMA14勝5敗。2020年11月にメルヴィン・マヌーフを2R、パウンドでTKO。Bellator初陣を白星で飾っている。

 対するヤギュシュムラドフは18勝5敗1分。2018年5月にロシアのバルタス・アグナエフをリアネイキドチョークで破り、トルクメニスタン初のACB王者となると、2019年12月に2度目の防衛を果たし、王座を返上していた。11KO・TKO、4つの一本勝ちと83%のフィニッシュ力を、元UFCファイターを相手に発揮できるか。

 1R、ともにオーソドックス構え。アンダーソンの左ジャブに右のアッパーカットを打つヤギュシュムラドフ。さらに右カーフキックへ。アンダーソンの入りに右アッパーのフェイントも。シングルレッグから組んだアンダーソン。金網に詰めて左ヒザを突く。ヤギュシュムラドフも右アッパーを狙う。右の入りに、アンダーソンは右フックを当てて、右ローもヒット。ヤギュシュムラドフもワンツーの右をかすめる。

 右前蹴りはアンダーソン、しかしヤギュシュムラドフは右の後ろ廻し蹴りを首に届かせ器用な蹴りも見せる。後退するアンダーソン。

 2R、右ローから入るヤギュシュムラドフ。左ミドルを返すアンダーソンに右腹を叩いて効いていないと示すヤギュシュムラドフ。ならばとアンダーソンはシングルレッグへ。ここも凌ぐヤギュシュムラドフ。四つに持ち込み押し込むのはアンダーソン。突き放すヤギュシュムラドフ。左ジャブはアンダーソン。さらに右もヤギュシュムラドフはブロック。右ハイもスウェイでかわす。しかし攻め手を止めないアンダーソン。ヤギュシュムラドフも右を返す。

 ダブルレッグからシングルレッグに切り替えテイクダウンはアンダーソン。パスからマウントを奪うと、抱き着くヤギュシュムラドフを剥がしてパウンド。ガードを固めるヤギュシュムラドフに上から右ヒジを叩き込む。

 3R、左ジャブを突いて前に出るアンダーソン。金網を背にするヤギュシュムラドフにダブルレッグテイクダウン! 上体を立てるヤギュシュムラドフを寝かせるアンダーソン。

 なおも立ててくるとバックテイク。マウントを奪い、ヒジ打ち連打! 後ろを向いたヤギュシュムラドフの身体を伸ばすとさらにヒジを打ち込み、レフェリーが間に入った。ヤギュシュムラドフは大出血。

 ケージレスリングできっちり上回ったアンダーソンはカメラに向かって「グラウンド&パウンド!」と咆哮。試合後、ケージに上がった準決勝の相手ライアン・ベイダーと笑顔でエールを交わしたアンダーソンは、ハグしてからフェイスオフに臨んだ。

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