▼第5試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量65.8kg契約
〇河村泰博(和術慧舟會AKZA)
[判定3-0] ※20-18×3
×森山壱政(SONIC SQUAD)
SONIC SQUADの森山は、3連勝中。2021年の前戦では、ジェイク村田を1R リアネイキドチョークで極める金星を挙げている。
対する和術慧舟會AKZAの河村は、2018年12月に平田丈二に判定負けも、以降、ZSTで原口央にスプリット判定勝ち、2020年10月の前戦では、RIZIN、RISEにも参戦したキック18連勝のRYUKIを相手にPANCRASEで三角絞めで一本勝ち。2連勝中だ。
1R、森山はオーソドックス構え。サウスポー構えから入る河村はオーソドックスに戻す。逆にサウスポーにスイッチして左を伸ばす森山。互いに長いジャブの刺し合い。ワンツーで詰める森山に組む河村は、左をオーバーフックしジャンピングガードで引き込み。
コムロック狙いの右腕を抜く森山。河村はインバーテッドガードから足を手繰り外掛けへ。足を抜こうとする森山にカーフスライサー気味にバックを狙いに。森山が正対してくるとアームインギロチンへ! 首を抜く森山に、今度は三角絞めに入る。
ヒザ裏でがっちり組む河村は頭を引き付け、腕を流そうとするが、凌ぐ森山に下からヒジも。ヒジを張る森山は耐えてずらしてかついで上に! 河村のバックに回り、背後からパウンド。さらに両足をかけたところでゴング。
2R、ともにオーソ構えの入り。河村の左の入りを崩すと、河村は下を選択。森山の左足を手繰り足関節狙い。それを潰してバックを奪う森山。両足はかけさせない河村は前転からヒザを抱えたかと思いきや正対した立ち上がり! その際を譲らない森山がバックへ。
ボディトライアングルで4の字に巻くがバックにつかせない河村が上に。森山のボトムでの動きはいかに。森山の足をさばく河村は上から腰を殺しにいくが、森山は金網を背に立ち上がりへ。それを潰して行く河村がギロチンのプレッシャーをかけて森山を容易に立たせない。さらにダースチョークにとらえた河村が上から首を極めに行くが、ここも凌ぐ森山は首を抜く。
すぐにバックへ回り4の字に巻く河村。リアネイキドチョークを狙いゴング。
3R目を見たくなる両者の戦いは、河村が両手を挙げて勝利をアピール。寝技強者の森山を圧倒した河村が判定3-0(20-18×3)で勝利した。
「PANCRASEからやってきました河村と申します。今日はこういったコロナの中、試合を組んでいただきありがとうございました。えーと、相手がなんかZSTのチャンピオンを倒してたって言われてたんですけど、俺からしたらこんなもんなんで、次はチャンピオンとか、RIZINとか、そういうのに関係している強いやつとやらせてもらえたら。団体はどこでも、まあNEXUSで強いやつとやらせてもらえたらと思います」と河村はマイクでアピール。
バンタム級のベルトは渡部修斗が返上しており、河村は王座挑戦の資格を得たか。