シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がタフなモハン・ドラゴンにKOは逃すもダウン奪って圧勝「世界と戦っていく」

2021/04/10 20:04

▼第2試合 エキシビションマッチ 2分2R
―MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位)
勝敗なし
―寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)


 今大会でタイトルに関連する試合を予定していたSB日本女子ミニマム級1位MISAKI(TEAM FOREST)だが、交渉していた対戦相手の調整がつかなかったため、試合は中止に。代わって、RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)と2分2Rのエキシビションマッチを行うことが発表された。


 両者は2017年3月に初対決してドロー。2017年9月の再戦ではMISAKIが当時無敗だった寺山に初黒星を付けJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2018年11月のリマッチでは寺山がリベンジに成功し、MISAKIからタイトルを奪っており、1勝1敗1分の戦績。エキシビションとはいえ、約3年ぶりに拳を交えることとなった。


 1R、ジャブとミドルでなかなかMISAKIを入らせない寺山。セコンドからの指示でMISAKIが首投げの体勢に入ると寺山はバックに組み付いてこれを防ぐ。2度目は寺山がバックドロップを仕掛ける動きを見せてどよめき、その後も寺山はパンチからの首投げを仕掛けて場内を沸かせる。


 2R、寺山は前蹴り、ミドルからのパンチ、パンチからのミドルとMISAKIにパンチの連打を許さない。MISAKIは果敢にパンチでのアタックを仕掛け、両者が攻撃を出し合う中で終了。


 MISAKIはマイクを持つと「今日、対戦相手の予定がつかず、エキシビションになってしまいました。でも名前のある寺山選手にわざわざお越しいただいて、本当にありがとうございます。男気のある選手なので本当に即決で受けていただきました。こんな状況ですが、こんな形になってチケットを買っていただいた人には申し訳なかったです」と、寺山へのお礼と観客へのお詫び。


 そして「今年SBのベルトを絶対に獲りたいと思っています。今まで2度失敗して3度目の正直で獲りたいと思っているので、獲ったらRENA選手とのSBラストマッチとしてどうか対戦させていただけないかと思っています。対戦できるくらいの選手になりますので、体重は何kgとでもかまいません。対戦させていただけたらなと思います」と、SBのベルトを巻いたらRENAのSB引退試合の相手を務めさせて欲しいとアピールした。


 大会のライブ中継で解説を務めていたRENAは、このアピールを聞いてどう思ったか。

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