▼セミファイナル DEEPバンタム級 5分3R
〇赤尾セイジ(パラエストラ天満)
[判定3-0] ※30-27×3
×清水俊一(宇留野道場)
バンタム級で地元・大阪の赤尾セイジと“流浪のローリングスター”清水俊一が対戦。
赤尾は2019年に2勝1敗。4月のDEEP大阪大会で瀧口脩生に判定勝利後、7月のHEATバンタム級王座決定戦で春日井たけしに2R、リアネイキドチョークで一本負け。11月17日の前戦「DEEP&PANCRASE 大阪大会」でグラップラー城田和秀を相手に判定3-0で勝利。再起を遂げている。2020年5月にパラエストラ天満を起ち上げ、今回は約1年5カ月ぶりの試合となる。
対する清水は、2020年に「GLADIATOR 012」で大石真丈に腕十字で一本勝ち後、「CHAKURIKI 6」でもセンタク挟みで勝利し、MMA2連勝も、2021年2月の前戦で竹本啓哉が持つGladiatorバンタム級王座に挑戦し判定負けで戴冠ならず。今回が再起戦となる。BUSHIDO FCのベルトを肩に入場の清水。
1R、ともにオーソドックス構え。右ミドルを当てる清水。赤尾の左右は遠い。左アッパーを見せる清水に、詰める赤尾は右で差して四つに。左の小外を狙いつつ横に回してテイクダウン! 清水はクローズドガードの中に赤尾を入れる。右腕をオーバーフックする清水。赤尾は左手で細かいパウンド。クローズドのままの清水は下から細かい鉄槌。赤尾の振りかぶりにダブルアンダーで抱きつき、赤尾の右足に潜ってヒザ十字へ。さらに外掛けを狙うが、ともに足を手繰り膠着に。
2R、左ハイから低いダブルレッグに入る清水だが、切る赤尾が上に。1R同様に下になる清水に、赤尾は上から細かいパウンドをボディに。清水は下から腕十字を狙うが潰す赤尾。両脇を差す清水を鉄槌で剥がし、インサイドガードからパス狙い。クローズドに戻す清水は耳をはたくが、赤尾は腰を殺してパスを狙う。終了間際、清水は三角絞めに入るも赤尾は抜く。
3R、赤尾の右フックをかわす清水。赤尾は右ストレートを伸ばす。左ジャブはブロックする清水がジャブも、赤尾のパンチが目に入り中断。再開。清水のジャブに右から左を振る赤尾。左ジャブの清水に赤尾は左ロー。さらにロープに詰めてダブルレッグテイクダウン。コーナー背に立とうとする清水だが、腰を手前に引く赤尾が右で脇差しパスガード。サイドについて、右のパウンドを入れながら半身の清水のバックを狙う。
立ち上がる清水のバックからボディロックし、再びテイクダウンする赤尾がついにバックを奪うと4の字ロック。リアネイキドチョークを狙うも清水も凌ぎ、ゴングが鳴らされた。判定は3-0(30-27×3)で赤尾が地元で勝利した。