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【DEEP】RYOが松井大二郎と13年ぶり再戦でTKO勝ち「大阪でタイトルマッチが出来るように」、赤尾セイジが清水俊一に判定勝ち、MG眞介&渡部拓馬が倒されの激闘制す

2021/04/09 19:04
【DEEP】RYOが松井大二郎と13年ぶり再戦でTKO勝ち「大阪でタイトルマッチが出来るように」、赤尾セイジが清水俊一に判定勝ち、MG眞介&渡部拓馬が倒されの激闘制す

(C)DEEP 

 2021年4月4日(日)、大阪・コレガスタジオにて『DEEP OSAKA IMPACT 2021』が開催された。全試合詳報は以下の通り。

▼メインイベント DEEPミドル級 5分3R
〇RYO(ランズエンド)
[1R 1分29秒 TKO] ※パウンド
×松井大二郎(GLEAT)

 ミドル級でRYOと松井大二郎が対戦。両者は2008年2月以来の再戦。「DEEP 34」で開催された第4代DEEPミドル級王者決定トーナメント1回戦で対戦し、松井大二郎が判定2-1のスプリットで勝利している。

 その後、Ryoは、2015年10月の「DEEP CAGE IMPACT 2015 in OSAKA」で中西良行が持つDEEPミドル級王座に挑み、判定勝ちで王座戴冠。2017年10月には「ROAD FC 43」で体重超過により10ポイント減点のキム・フン(韓国)に判定勝利し、RIAD FCミドル級暫定王座に就いた。2018年1月にDEEP王座を返上し、2018年7月の「ROAD FC 48」でラ・インジェ(韓国)を相手に初防衛戦に臨むも、判定1-2で惜敗、王座陥落した。

 対する松井は、国際武道大学柔道部出身。UWFインターナショナルから1998年6月のPRIDE.3でMMAデビュー。14勝30敗7分で、2017年12月の「DXFC」で田中宏樹に判定負け以来、3年4カ月ぶりのMMAとなる。

 2017年4月の「Wardog Cage Fight 13」でのあごなしゲン戦での判定勝ち以降、勝利から遠ざかっており、Ryoとの再戦で白星を掴めるか。2020年10月に田村潔司がエグゼクティブ・ディレクターを務めるプロレスの新団体「GLEAT」に入団。U-FILE-CAMPでの出稽古では田村とも練習を行っている。

 1R、ともにオーソドックス構えから。松井の左右ローをかわしたRYOは、右のカーフキック1発で松井に両手を着かせる。さらに右ストレートでダウンを奪うと立ち上がった松井に左を打ち込み、松井は再びダウン。

 コーネーに詰まる松井は、パウンドを受けながらも足を手繰りに行くが、中腰のままパウンドするRYO。その足に松井が外掛けでからんだところでレフェリーが間に入った。試合後、RYOは首を刈っ切るポーズも、最後は松井と握手。リング上でマイクを手にした。

RYO「若い子がDEEP大阪をもっと盛り上げてタイトルマッチを」

「DEEP大阪に戻ってきました。大阪もまたコロナで大変な時期でも、こうしてルールを守ってマスクして来場して応援してくださる皆さんこそ、ほんとうのガチの格闘技を愛してくれるファンだと思っています。だから、今日の出場選手全員を代表して、僕からほんとうに心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。

 あと、ひとつだけ言わせてください。去年、ホームレスみたいな何も生きる価値も見いだせなかったんですけど、やっぱり死ぬ気で格闘技を練習して、ボクシングのヘビー級アジアチャンピオンの樋高リオさんにボコボコにされて、パラエストラ東大阪にもたくさん行かせていただいて、ビジョントレーニングもしてきて、今日の結果がほんとうに嬉しいです。胸をなでおろしています。

 次戦、いつになるか分かりませんが、僕がこう勝ったんで、これからも若い子がDEEP大阪をもっと盛り上げて、東京じゃなくて、大阪でいろんなタイトルマッチが出来る場になることを願っています。ほんとうに今日はありがとうございました」

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