MMA
レポート

【修斗】岡田遼が大塚隆史に判定勝ちで初防衛、平良達郎が前田吉朗を61秒失神チョークで極める

2021/03/20 16:03

▼第6試合 61.2kg契約 5分3R
○平良達郎(世界フライ級1位/THEパラエストラ沖縄)
[1R 1分01秒 リアネイキドチョーク]

×前田吉朗(世界フライ級5位/パンクラス大阪稲垣組)

 デビューから現在まで無傷の7連勝。新世代の旗手・平良達郎と“浪速のヒットマン”前田吉朗との一戦が決定。

 平良の出稽古先の先輩でもある扇久保博正が王座返上により、平良はこの試合に勝てば、正規王者となった福田龍彌への挑戦権を不動のものとするだろう。しかし、世界各国で50戦以上を戦い抜きPANCRASE、DEEP両団体のベルトを巻いた前田吉朗はあなどれない。

 平良は2020年11月の前戦で前田にとって弟分とも言える清水清隆(※前田は東京出稽古でTRIBE TOKYO M.M.A.を拠点としている)と対戦し、長い打撃と組んでもバックを奪うなど、判定3-0で勝利しており、前田にとっては、その敵を取る気持ちもあるだろう。

 2020年7月大会では福田が前田に3R TKO勝ちしていることもあり、平良にとっては王者との距離を測る試合にもなる。

 ジャパニーズMMA歴戦の兵が、平良達郎の前に大きく立ちはだかるか。それとも“スーパーノヴァ”平良が8連勝で王座挑戦を決めるか。

 1R、一回り大きな身体、サウスポーの前田は一旦頭を下げて右をヒット、そこに平良もワンツーを振る。前田の左の蹴りと平良の右ヒザが交錯、首をつかみ引き込み気味になった前田のスイープ狙いを潰し、立ち上がり際にすぐにバックに回った平良は素早く胴に足を巻き、スタンドバックからリアネイキドチョーク狙い、グラウンドに引き込むと、後ろ手を剥がそうとする前田に、電光石火のリアネイキドチョークを極めると、前田は失神。平良が61秒、一本勝ちを決めた。

 試合後、平良は「僕にはもうタイトルマッチしかないと思います。修斗のベルトを獲ることをアマチュア修斗から考えてきました。お願いします! メインの岡田さんに繋げられたと思います」と師匠の松根とともに出稽古してきたパラエストラ千葉ネットワークの先輩にエールを送った。

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