▼フェザー級 キックボクシング 3分3R
〇ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)70.05kg
[判定3-0]
×ダビッド・キリア(グルジア)70.30kg
ONE Super Seriesキックボクシング・フェザー級ワールドGP優勝者ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)は、ダビット・キリア(ジョージア)と対戦。
ペトロシアンは2009年と2010年のK-1 WORLD MAXでミドル級世界トーナメントを制し、世界にその名を轟かせてから、GLORY世界ライト級スラムトーナメント2012優勝など10年にわたって世界最高峰に君臨してきた。ONEではひとつ無効試合があるものの5戦全勝。今回の試合は2019年10月のONE東京大会以来となる。
対するキリアは芦原会館空手出身で、15歳でキックボクシングに転向。2012年にGLORYで行われた世界ミドル級スラムトーナメント(16名出場)に出場すると、準決勝まで進出したがペトロシアンに判定負け。2014年3月にはアンディ・リスティをKOしてGLORY世界ライト級王座に就いた。さらに2018~2019年にはクンルンファイトのWORLD MAXトーナメントでも優勝している。2019年2月以降、試合から離れていたが今回ONEで復活。
1R、キリアは前へ出て積極的にパンチを放っていく。サウスポーのペトロシアンはバックステップでかわしながら左ミドル、左ヒザ蹴り。ジャブを伸ばしてヒザも上手く入れていくペトロシアンが距離をつかんできた様子。キリアの左フックは空を切る。ロー、ミドル、左ストレートと攻撃を振り分けるペトロシアン。
2R、ペトロシアンの右フックからの左ストレートがクリーンヒット。さらにヒザ蹴り。キリアが前に出てくるところに左ミドルを合わせ、ワンツーを叩き込むペトロシアンにキリアは入り込めなくなる。キリアの右インローがローブローになって中断。再開後も絶妙な距離感で自分の攻撃を当てていくペトロシアン。パンチでガードを固めさせてのテンカオ、離れれば左ミドル、前に出てくるところに左ボディストレート。
3R、ペトロシアンは左ミドル、左インロー、ジャブでしっかり距離を取り、左ストレートからヒザを突き刺す。離れ際には右ローも。キリアの左フックは空を切り続ける。残り1分で攻撃をまとめ始めるペトロシアン。左ミドル、左ストレート、左ヒザ、左アッパー、右ジャブと的確に攻撃を当て続ける。