試合後、ルイスは、マイケル・ビスピンのインタビューに、「起きてなかったんだよね。1R目、2ラウンド目はまだウォームアップというか仕上がってない感じがしてなかなかうまくいかなかった。身体が離れたところで死んじゃってたような感じがしたんだ」と序盤はエンジンがかかっていなかったと振り返った。
Derrick Lewis ties Vitor Belfort for most knockouts in UFC history with 12 at #UFCVegas19
— UFC News (@UFCNews) February 21, 2021
MOST HEAVYWEIGHT WINS - UFC History
19 - Andrei Arlovski
16 - Frank Mir
16 - Derrick Lewis (@TheBeast_UFC)
15 - Junior Dos Santos
14 - Stipe Miocic
続けて、KOシーンのVTRを振り返りながら「この試合で唯一、待っていたパンチだった。レスラーの彼が出てきたところでアッパーカットかヒザを待っていたんだけど、ワン・ツーとかジャブとか他に注力することはなかったんだ」と、ブレイズのテイクダウンに合わせた右アッパーは、狙いすました動きだったと明かした。
また、今後については、「ジョン・ジョーンズが来ると聞いていたので、タイトル戦をやるってなっても意味のあるものになってくるんじゃないか。イジー(イスラエル・アデサニヤ)がいずれ上げてくるってのも確かだろうし、様子を見ておくよ」と、階級を上げてくるJJにも興味があるとした。
なおもビスピンから「ミオシッチ、ガヌー、今、名前を挙げてくれたジョン・ジョーンズ、なかでも戦いたいのは?」と問われると、「まぁ、スタイプかなあ? ああいうレスラーは好きだよ」と、小さな笑みを浮かべて答えた。
しかし、その後の会見では、王座戦線よりも、挑発合戦を繰り広げた因縁のアリスター・オーフレイムとの対戦を希望した。
「俺は自分からトラッシュトークはしない。言ってくるヤツがいたら言い返すだけだ。だから次は、アリスター・オーフレイムと対戦したい。ヤツが前の試合で負けたことは気にしていない。彼は“レジェンド”だろ。この3年で4度、対戦を断られたけど、今度は断らないだろう。最近、ヤツは頭にパンチもらい過ぎてるから、今夜起こったこと(ブレイズをTKOしたこと)も忘れているだろうしな」と、事前会見でも名前を挙げていたオーフレイムにあらためて宣戦布告した。
2018年6月にブレイズにTKO負けしているアリスターだが、その後、4勝2敗と勝ち越し。2016年以降の黒星はミオシッチ、フランシス・ガヌー、ブレイズ、ホーゼンストライク、アレクサンダー・ヴォルコフのみ。果たして、デリック・ルイスvs.オーフレイムは実現するか。
The big fellas still own the Octagon 💢
— UFC (@ufc) February 23, 2021
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2月27日(日本時間28日)には、3位のホーゼンストライクと7位のシリル・ガーヌが対戦することになっており、その勝者とルイスとの対戦も考えられる。
ルイスは「どれだけ俺がアンダードッグであろうとも、俺に賭けるべきだ。どれだけ追い込まれても俺は勝つ」と、ブレイズ戦同様に、アンダードッッグでも今後も自分にベットした方がいいと、自信を語っている。