カーティス・ブレイズを2R KOに下したデリック・ルイス(C)Zuffa LLC
“最強階級”UFCヘビー級戦線が動いている。
2021年2月20日(日本時間21日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて「UFC Fight Night: Blaydes vs. Lewis」が行われ、ヘビー級4位のデリック・ルイス(米国)が、同2位のカーティス・ブレイズ(米国)を2R KO。
さらに、2月27日(日本時間28日)に、同4位のジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)と7位のシリル・ガーヌ(フランス)が対戦。続けて3月27日(日本時間28日)の「UFC 260」では、王者スタイプ・ミオシッチ(米国)と1位のフランシス・ガヌー(カメルーン)のタイトルマッチも決定しており、上位陣に動きが見られそうだ。
2月20日、ブレイズを2R、右アッパーでKOしたルイスは、試合後、ジョン・ジョーンズ、スタイプ・ミオシッチとの対戦をアピール。さらに因縁のアリスター・オーフレイムを挑発している。
Three days 'til they make the Octagon home 💢 #UFCVegas20 pic.twitter.com/HjjhBS9IYT
— UFC (@ufc) February 24, 2021
また、2月27日に、ガーヌと対戦する元RIZINファイターのホーゼンストライクは、24日の会見で「もちろん今回の試合も勝ちたいと思っている。ただ、今後については、タイトルマッチを争う前にもっと試合をしたい。新型コロナウイルスのパンデミックのために、オクタゴンに戻るのに少し時間がかかったからね。今はタイトル争いの準備ができていない。ジョン・ジョーンズが先に挑戦することが可能だよ」と、王座挑戦には時間が必要、と答えた。
誰が次期王座挑戦に相応しいか。
二階級制覇を目指す元UFC世界ライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズ(米国)について、ダナ・ホワイト代表は「ミオシッチとガヌーのタイトル戦の勝者とジョン・ジョーンズは戦うことになるだろう」と語っているが、デリック・ルイスの衝撃的なKOに、2018年にルイスと拳を交えたダニエル・コーミエーは、「ヘビー級で最もパワフルなのは、フランシス・ガヌーではなくデリック・ルイスだ」と、太鼓判を押している。
ルイス(米国)がブレイズ(米国)をKOに下した試合を振り返りながら、ヘビー級戦線を占おう。