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【UFC】ウスマンがバーンズをTKOで3度目防衛に成功、女子フライ級グラッソが新星バーバー下す、柔術世界王者ホドウフォが一本負け! グティエレスがスーパーマンパンチ&三角蹴り!=UFC258

2021/02/14 09:02

【プレリム】

▼ミドル級 5分3R
〇アンソニー・ヘルナンデス(米国)186lbs/84.37kg
[2R 1分53秒 ギロチンチョーク]
×ホドウフォ・ヴィエラ(ブラジル)186lbs/84.37kg

 プレリミメインはミドル級でムンジアル5度優勝&ADCC王者のホドウフォ・ヴィエイラ(31)と、元LFA王者のアンソニー・ヘルナンデス(27)が対戦。

 MMA無敗の7連勝中でUFC2連勝中のヴィエイラに対し、UFC1勝2敗のヘルナンデスは、LFA王者からコンテンダーシリーズでは40秒 KO勝ち。UFCデビュー戦ではマークス・ペレスにアナコンダチョークで一本負けも、2戦目でパク・ジョンヨンにアナコンダチョークで一本勝ち。3戦目で10位のケビン・ホランドにKO負けを喫している。

 1R、ともにオーソドックス構えから詰めてシングルレッグからダブルレッグに切り替えクラッチを組み、リフトしテイクダウンはヴィエイラ、すぐにパスガードし、リアネイキドチョーク狙いも、ヘルナンデスもブリッジで半身に。マウントに戻し、肩固め狙いからパウンド、腕十字でうつ伏せになるも、ヒジを持ち脱出するヘルナンデス。

 なおもすぐに組みに行くヴィエイラ。かなり力を使うと、シングルレッグからダブルレッグも差し上げたヘルナンデスが突き放し前へ! 右を当てると前に詰めて来たヴィエイラにマルセロチンへ! 回転して抜けるヴィエイラだが、ヘルナンデスは右アッパー! さらに低いダブルレッグのヴィエイラをがぶりダースチョーク狙い。

 これも抜けたヴィエイラにヘルナンデスは右アッパー、左ストレート! ヴィエイラのシングルレッグに横三角絞めもブザー。

 2R、右跳びヒザのヘルナンデス! それををキャッチしテイクダウンに行くヴィエイラはバックテイクも足はかけられず。中腰で前に落としたヘルナンデスがパウンド。立ち上がるヴィエイラに左右のストレート、さらに左ハイ! さらに金網に詰めて右ヒジ! 出血するヴィエイラのシングルレッグをがぶり、アームインギロチン! 柔術青帯のヘルナンデスが、MMAで柔術世界王者からタップを奪った。

 試合後、ヘルナンデスは「最初に殴ったときに腕が折れたと思った。でもポーカーフェイスで、セコンドの指示通りに戦った。(序盤の相手の攻勢も)大して強くない、返せると思った」と笑顔で語った。

 また、ヘルナンデスは公式インタビューでも、「自分の実力を示すことができて嬉しいよ。1Rは少し苦戦したけど、焦ることなく戦い抜くことが出来たと思う。相手が打撃ではなくレスリングで試合をしてくると思っていたから、相手のテイクダウンをディフェンスできた瞬間から俺は攻撃のギアを入れ替えた。1R目で手を折ったと思ったので、エルボーを中心とした攻撃に変えたんだ。まだ手の感覚はないよ。今後も誰とでも試合できると思っている」と、1Rに負傷しながら戦い続けたことを語っている。

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