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【UFC】ウスマンがバーンズをTKOで3度目防衛に成功、女子フライ級グラッソが新星バーバー下す、柔術世界王者ホドウフォが一本負け! グティエレスがスーパーマンパンチ&三角蹴り!=UFC258

2021/02/14 09:02

▼ミドル級 5分3R
〇ジュリアン・マルケス(米国)185lbs/83.91kg
[3R 4分17秒 アナコンダチョーク]
×マキ・ピトロ(米国)185lbs/83.91kg

 ミドル級。ハワイ出身のピトロは、BellatorからContender Series 2019を経て、同年10月のUFCでカラン・ポッター相手に判定負け。2020年6月にチャールズ・バードに2R TKO勝ちも、佐藤天戦を減量出来ず体調不良で欠場。ミドル級に戻して2020年8月にダレン・スチュワートにギロチンチョークで一本負け、同じ8月にインパ・カサンガネイに判定負けと2連敗中だ。

 対するマルケスは、LFAからDW's Contender Series 2017の勝利を経て同年12月にダレン・スチュワート戦のギロチンチョークでの一本勝ちでUFCデビュー。2戦目となる2018年7月の前回は体重超過の末にアレッシオ・デ・キリコにスプリット判定負けを喫している。2年半ぶりの試合。

 1R、サウスポー構えから先に詰めて左右、左ハイから右で差して押し込むピトロ。首相撲のマルケスに、ダブルレッグからテイクダウンのピトロはハーフガードから立ち上がろうとしたマルケスの首を取りながら再び背中をつけさせると、なおもマルケスの立ち上がり際にバックテイク。

 しかし正対し立ち上がるマルケスは、ダブルレッグに入るピトロを差し上げ、右で小手に巻き払い腰で崩してギロチンチョーク! 頭を抜くピトロに前蹴りを打つ。

 2R、テイクダウンのピトロに立ち上がるマルケス。スタンドバックから何度も崩すが、その度に立ち上がるマルケスが、ピトロのダブルレッグを切ってノーアームギロチンチョークに! 首を抜いたピトロのバックに回るが、前方に落としたピトロがマウントに。

 3R、セコンドの叱咤に「イエッサー」と答えてオクタゴン中央に出るマルケス。しかしピトロの右カーフキックにバランスを崩す。しかし、前に出るマルケスは左ミドルをレバーに当てると、動きが止まったピトロに右バックヒジも。しかしピトロの前進に引き込み気味に下に。

 マルケスの立ち上がり際にピトロはバックに回りリアネイキドチョークも、腰をずらしたマルケスが上に。ともにスタミナ厳しいなか、バックテイクを切ったマルケスが左右ラッシュから首を押さえて右ヒザ! 頭を下げてダブルレッグに入るピトロをがぶり、ノーアームギロチンから腕を組みなおしアナコンダチョークを極めた。

 試合後、マスケスは「ピトロは最高のハワイアンファイターだったけど、自分の力が漲っていた。僕の出身地ミズーリ州カンザスシティのスタジアムは一番うるさいけど、みんなもSNSで騒いでくれ。マイリー・サイラス、ハッピーバレンタイン!」と入場曲にも使用しているサイラスにアピールした。

 また、マルケスは公式インタビューで、「最高の復帰戦になったと思う。もちろん、ここに至るまでにたくさんの試練を乗り越える必要があった。それもすべて今日の試合で報われたと思っている。6年前にラスベガスに拠点を移してから随分経つけど、今になってやっと家族の大切さに気付かされたよ。そこからジェームズ・クロースに世話になり、彼に助けられながら250パウンドから185パウンドまで体重を落とすことに成功した。今日は怪我なく試合を終えることが出来た。今後どうするかはまた明日考えることにする。今はアドレナリンが体中を回っていて考えられないよ」と、今後について語った。

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