▼ミドル級 5分3R
〇ケルヴィン・ガステラム(米国)186lbs/84.37kg
[判定3-0] ※30-27, 29-28×2
×イアン・ハイニッシュ(米国)185.5lbs/84.14kg
ミドル級9位のガステラムと15位のハイニッシュの戦い。
マイケル・ビスピンとホナウド・ジャカレイに勝利し、アデサニヤに敗れたガステラム。ダレン・ティルにスプリット判定負け後、2020年7月にはジャック・ハーマンソンにもヒールフックで敗れ、現在3連敗中。
対するは、LFAからDW's Contender Series 2018を経て、2018年11月にUFCデビューし、セザール・フェレイラに判定勝ち、アントニオ・カルロス・ジュニアにも判定勝ちしたハイニッシュ。しかし、デレック・ブランソン、オマリ・アクメデフ相手に連敗。2020年6月の前戦はジェラルド・マーシャートに1R TKO勝ちで再起を果たしている。
1R、サウスポー構えのガステラム。オーソドックス構えのハイニッシュはシングルレッグからダブルレッグに切り替えテイクダウンも、腕を巻き込みスイープするガステラム。。ハイニッシュは下からアームロック狙いも。腕を戻したガステラム。立ち上がるハイニッシュのスタンドバックに回るガステラム。アームロックでスイープを狙うハイニッシュだがマウント状態。腕を抜いたガステラムに、ハイニッシュは潜りから片足を取り上を取り返す。
スタンドで右ハイをガード上に当てるハイニッシュ。左で差して金網まで押し込むガステラムはバックテイクからボディロックしリフト&テイクダウン。すぐに立ち上がるハイニッシュは正対し突き放す。詰めるガステラムに右ロングフックはハイニッシュ。右ハイを狙いブザー。
2R、左インローを2度当てるガステラム。ハイニッシュはダブルレッグも深追いせず。右の跳びヒザを突くハイニッシュをキャッチしテイクダウンはガステラム! パウンドもハイニッシュは立ち上がると正対。
右ジャブを当てるガステラム。右の上下の蹴りで押し戻すハイニッシュに、ガステラムは右ストレートからシングルレッグへ。それを切り離れるハイニッシュ。なおもガステラムがボディロックから持ち上げテイクダウンを狙うが、凌ぐハイニッシュ。
クラッチを切ったハイニッシュに右を突くガステラム。ハイニッシュも右のダブルから右ミドル! しかし、ガステラムも打ち終わりにボディロックから押し込んでいく。
#UFC258 Official Result: Kelvin Gastelum (@KelvinGastelum) (30-27, 29-28, 29-28) def Ian Heinisch by unanimous decision.
— UFC News (@UFCNews) February 14, 2021
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3R、右を振りヒザを触りテイクダウンの動きを混ぜたガステラム。今度は逆にハイニッシュが低いダブルレッグテイクダウン! ガステラムもすぐに立ち上がるとスタンドバックテイク。ハイニッシュのミドルをキャッチし、前へ。右ジャブから左ストレートはガステラム! ハイニッシュは再び跳びヒザも掴んでテイクダウンはガステラム。しかし、前転して外したハイニッシュがスイープ。バックを狙うが、落としたガステラムが上に。
スタンド再開。左を打つガステラムに崩さずテイクダウンに入るハイニッシュ。切るガステラムが前へ。しかしカウンターのダブルレッグテイクダウンはハイニッシュ。マウントを奪いに行くが、これを立ち上がったガステラムがダブルレッグテイクダウンをやり返してブザー。
判定は3-0(30-27, 29-28×2)でガステラムが勝利。試合後、セコンドのハファエル・コルデイロとハグしたガステラムは、「ほんとうに嬉しい。前回の勝利から3年経った。モチベーションを保つのが難しかったけど、しっかりコンディションを整えれば戻ってこれることを証明したと思う。いろんなファイターと戦う多様性、自分のレスリングも活かせた。チームのみんなに感謝だ。凌ぎを削るミドル級戦線に加わるよ」と、復活を宣言した。
Y'all must have forgot 😏 #UFC258 pic.twitter.com/ICMqS0wOKR
— UFC (@ufc) February 14, 2021
また、ガステラムは公式インタビューで、「2018年から勝てていないからね。長い道のりだったけど、勝利に値するだけの試合は出来たと確信していた。自分のペースで焦らず戦えば勝てると分かっていたし、経験の差が今日ははっきり現れたと思う。もちろん相手は強かったけど、経験値の違いは明らかだった。レスリングを中心にしたキャンプを経て臨んだ試合だった。相手がレスリングを使って試合をするだろうと予想していたしね」と、レスリング対策を強化してきたことを明かした。
さらに、「去年は1試合しかできなかったから、今年は3試合して3勝したい。パウロ・コスタ対ロバート・ウィテカー戦でどちらかが戦えなくなったら手を挙げるつもりだ」と4月17日大会のメインのバックアップファイターに名乗りを挙げた。