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【UFC】ウスマンがバーンズをTKOで3度目防衛に成功、女子フライ級グラッソが新星バーバー下す、柔術世界王者ホドウフォが一本負け! グティエレスがスーパーマンパンチ&三角蹴り!=UFC258

2021/02/14 09:02

▼フェザー級 5分3R
〇リッキー・シモン(米国)145.5lbs/66.00kg
[判定3-0] ※30-27×3
×ブライアン・ケレハー(米国)145.5lbs/66.00kg

 シモンのセコンドにはオーヤマ氏。レスリングに加え、ボクシング・キックボクシング経験もある。DW's Contender Series 2017、LFAを経て、UFC5勝2敗。3連勝後、ユライヤ・フェイザー、ロブ・フォントに敗れるも、レイ・ボーグにスプリット判定勝ち。前戦はわずか1カ月前にガエタノ・ピレロに肩固めで一本勝ちし、2連敗中だ。フェザー級で戦う。

 ケレハーはUFC6勝4敗。ギロチンチョークを得意とし3つのギロチンでの一本勝ちをマークしている。2020年にフェザー級に上げ、6月にコーディ・スタマンと対戦も判定負け。9月にレイ・ロドリゲスにギロチンチョークを極めている。

 両者の対戦は当初、9月に組まれていたが、シモンのセコンドが新型コロナウイルス陽性となり欠場。2021年1月に再戦の機会も、今度はケレハーが陽性反応で流れていた。

 1R、ともにオーソドックス構え。スタンドから先にダブルレッグテイクダウンはシモン。眉間から出血するケレハーの立ち上がり際をバックテイクすると、正対からギロチンチョークで引き込むケレハーから首を抜くと、ハーフガードの上から肩固め狙い。

 脱出したケレハーは金網使いスタンドに戻すと、再びシモンはダブルレッグテイクダウン! ハーフガードから肩固め狙い。足を戻し立ち上がるケレハー。バックフィストもかわしたシモンは頭を振って詰めて行く。

 2R、左の相打ちはケレハー。さらに左ハイもブロックされるが、右の高い前蹴りはヒット! そこを詰めてテイクダウンするシモンに、ケレハーは下から外掛け足関節狙いも、ヒザを抜くシモン。

 前足重心のシモンに右カーフキックはケレハー。シモンもローを返すと、みたびダブルレッグテイクダウン。立ちケレハーは左の三日月蹴りもローブローとなる。

 3R、オーソから左の蹴りを突くシモン。ケレハーも圧力をかけて追うが、サークリングして入れ替えて右ローを当てるのはシモン。組んで脇をくぐりバックへ。正対するシモンに、左で差して押し込みダブルレッグへ。ケレハーのギロチンチョーク狙いをすぐに首を抜き上に。ケレハーは下からキムラ狙いも、逆にカウンターのキムラはシモン! 上を取り返し、バックからヒザを突く。

 キムラ狙いから立ち上がるケレハーを金網に押し込むシモンはバックフィスト。ケレハーのカーフキック、右前蹴りをさばき前に出たところでブザー。

 ノンストップの動きでスタンドとテイクダウンを融合させ、相手の立ち際を削ったシモンは、UFC3連勝を決めると、試合後「僕らしいタフな試合が出来た。数週間前まで激しいキャンプをしていた。減量が少ないだけで快適だ。チームのおかげだ」とチーム・オーヤマに感謝の言葉を述べた。

 また、シモンは公式インタビューで、「最高だね。昨年、ブライアンとオンラインでやりあって、“このクレイジーなときに、バンタム級で階級を上げて戦いたいヤツっているのか?”という話になり、俺は太っていたから、“俺だよ! やろうぜ!”って。何度か試合が流れたけどね。一度は俺のせい、もう1回はセコンドの1人が(新型コロナウイルス感染症で)陽性結果になって、その後は向こうが陽性だ。ようやく試合が実現できて嬉しかったよ。特に前回のことがあったから、こんなに早く勝ててボーナスをもらえてうれしかった」と、延期が続いて実現した今回の試合までを振り返った。

 続けて、「正直、階級を上げるのはずっと罪悪感があってちょっと変な感じだった。いつもなら、キツい減量があるから、(今回は)ちょっと面白くもあったけどね。計量のあと飢えた感じもなかったし、喉の乾きもなかったから、ガツガツ食べる必要も無くて、だから、すごくいい気分で試合に臨めたんだけど、いろんな助けがあったおかげで今があるから、本当に感謝している。もしまたバンタム級の試合があればもう一度やるけど、このフェザー級がどうなるか見てみたい。マックス(ホロウェイ)がどれだけのものなのか。バンタム級にとどまるか、少なくともバンタム級で戦いながらフェザー級にも上げられる。俺は何があろうとも、いつだってトレーニングしている。トレーニングキャンプをするタイプじゃない。ジムでノンストップの練習に励んでいるから、今年はそうだね、あと3試合ってところかな」と、今後の階級について語った。

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